大海人皇子と額田王の話を書こう
と思って、何か絵が欲しいなと思い色々やってみて上の絵を作ったんですが、違うんだな。
巫女を描ければ近いかな?
いや、違うんだ、シャーマンなんだ。
つーか、いっそ卑弥呼
神楽
もう、諦めます。
あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る
(あかねさすむらさきのゆきしめのゆきのもりはみずやきみがそでふる)
額田王
紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故に我れ恋めやも
(むらさきのにおえるいもをにくくあらばひとづまゆえにわれこいめやも)
大海人皇子
たしか教科書でも習った気がする古典ですが、万葉集のビギナー本の解説を見ながら読むと味わい深いです。
中大兄皇子は大化改新の後、天智天皇となって琵琶湖ほとりの近江に都を移し、異母弟の大海人皇子から実権を奪って息子に皇位を継がせようとする。そして大海人皇子と恋仲で子も成した額田王をも奪って妃にしました。
それから数年が過ぎて、宮廷をあげて薬狩りに出かけた宴席で、座興として額田王が詠んだ歌と大海人皇子が返歌したのが上の歌です。
この時二人はすでに中年の域を越えつつあったので、あくまで座興として大いに盛り上がったそうですが、熾火の様にくすぶる思いがズキズキと千三百年を越えて伝わるんですね〜。
歴史的に観るとこの後、天智天皇は大海人皇子に皇位継承を持ちかけるも大海人皇子は断って吉野に隠遁、天智天皇の崩御を待って兵を興し壬申の乱となり、皇位を奪い天武天皇となります。
いやぁ〜歴史って面白いなぁ〜
え?そんな事みんな知ってる?
学校で習ったから常識だろうって?
ワタクシ記憶にございません。