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この本はいかが 134

妖怪の子、育てます5 行方知れずの仲人屋
廣嶋玲子 東京創元社 2025年1月24日初版

前巻最後で、仲人屋の十郎があせびに黙って、大切な力の結晶を持ち出して、行方不明となった、その続きと結末です。
今回の主役は千吉でしょうか。彼は元大あやかしの生まれ変わり(本人は知らない)で、まだ子供ですが、その素質は隠せませんね。千吉の術のおかげで、養い親の弥助、結晶、魔物の場所が判明します。
あせびによりパワーアップした東西奉行所達が一気に攻め込みます。
あせびの、このたび特により強力な薬や、武器の試し役となったあやかし達…、仕方ないね!。
中心部に侵入し、そこにいる黒幕の正体は。十郎が語ることに、驚きと涙が絶えません。でも、黙っていくのはよくないですよ十郎さん。
今回は無事、決着したようです。津弓の成長した姿が、垣間見えるお話も掲載されていて、今後の楽しみが増えました。
表紙絵 ( by Minoru ) がいつもながら素敵です。

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