この本はいかが 053
岸辺露伴ルーヴルへ行く
北國ばらっど 集英社オレンジ文庫 2023年5月31日第1刷発行
この本は実写版映画を小説にしたものです。原作者の荒木飛呂彦の漫画版もあります。どれもおもしろいです。
主人公の岸辺露伴は「ジョジョの奇妙な冒険Part4」の登場人物です。好評で、「岸辺露伴は動かない」シリーズが出ています。
露伴は人気漫画家であり、人を一瞬で書物化し、記憶を読んだり書き込んだりすることが出来る能力、スタンド名「ヘブンズドアー」を持っています。露伴と担当編集者の京香が、ルーヴル美術館で恐ろしい目に遭うことになります。きっかけは、オークションで落札した絵から始まります。
露伴の若い頃の体験、初恋(?)が書かれていますが、重要な伏線です。
キーワードは<この世でもっとも黒い色>です。
倉庫で彼らを襲う絵、黒髪。何とか女性達を逃がした露伴が対処しようと「ヘブンズドアー」を発動しますが…。
終章でまだまだ驚きが待っていました。
岸辺露伴シリーズはテレビでの放映もあります。小説、漫画の3本セットで楽しむのが最高です。
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