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この本はいかが 076
京都「無幻堂」でお別れを
望月くらげ マイクロマガジン社 2024年1月27日初版発行
夏原明日菜は、目の前でいる人の喜怒哀楽が色で分かるという特別な才能を持っています。しかし、残念ながら2年勤務した会社を解雇されてしまいました。傷心のまま、京都を散策している彼女が、偶然足を止めた店に入ると…。人生は全く予想がつかないものですね、人形の魂を成仏させる送魂屋「無幻堂」で勤務することになるとは。
フランス人形、女雛人形、腹話術人形、ほか、魂を宿すようになった人形と向き合う明日菜です。この仕事で、感情が色で分かる特殊才能が大いに役立つとはね、とりあえずよかったです。
悲しみや怒りの感情に満ちていた人形が、彼女と会話することで、変容し自ら召天していきます。ハンカチが必要な場面が続きます。
店主や明日菜の過去が、少しだけ分かります。危ない場面もあります。
活躍する明日菜たちを見るべく、第2巻を待ちたいです。