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この本はいかが 152

ときどき、京都人。
永江  朗 小学館文庫 2025年1月12日初版第1刷発行

京都に関するエッセイ集です。
題名の意味は、フリーライターの筆者の生活基盤によるものです。
基本東京で、京都ではひと月に7~10日間生活しているそうです。
本書は2014年~2017年に雑誌に連載したものが元になっています、当時50歳代半ばでしょうか。文庫版あとがきに詳しいですが、2024年春、京都に定住となったそうです。よって、二重生活をばりばりにしていた頃の視点が、中心となっています。
第1章ときどき、暮らして見えてきた 第2章京都人という生き方は 第3章ここで良い時間を過ごす など項目が細分化されていて、とても読みやすいです。不便さを感じても、批判するのでなく、また京都の不変な事や、変化している事、を書いているのはうれしいです。
京都定住後の視点で、それまでの感じ方がどう変化していくのか、報告を待ちたいです。

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