この本はいかが 049
春のたましい 神祓(かみはら)いの記
黒木あるじ 光文社 2024年3月30日初版1刷発行
神を鎮める物語です。世界的疫病(文中には明記してないが、新型コロナだと思います)のため、各地でお祭りが中止されます。その結果、地神の暴走が始まりました。九重十一(ここのえ とい)は、そんな神を鎮める、処分する活動をしています。
九重は高度の霊能力者です、全身黒色で装い、烏(からす)の化身?、烏を使役とする?、若い女性です。彼女は、祭りを復活してほしいと、まず話し合いから始めます。しかし、一筋縄ではいかず、それでも活動すると…。
九重の霊能力はすさまじいです。神を納得?、させようとします。
短編集で、それぞれ独立した話ですが、最終話、九重が大ピンチに陥った際、つながりが視えます。
助手の八多君、敵役の組織の存在と、今後盛り上がりそうです。ぜひ、シリーズ化するしかないでしょう。
表と裏のイラストがとても素敵です。
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