この本はいかが 068
100文字SF
北野勇作 ハヤカワ文庫 2024年9月25日4刷
1ページに、超短編SFが1話ずつ掲載されています、総数200編です。
2015年からツイッターで発表されている中から収録されているそうです。
知らなかったので、今回製本化されてよかったです。
超短編で、かつ難しい言葉や表現はほとんどないです。テーマは日常生活的なものから全くの異世界視点のものまで、幅広いです。
研ぎ澄まされた結果の言葉や文章なのでしょうが、生み出す大変さを感じさせないのがすごいです。
あとは読み手の感度にお任せします、と言われているようです。つまり、「う~ん」となるか、「おおっ、これは!」となるか、「へっ、?」とか、皆さんの読後はいかがでしょうか。
北野勇作の長編?作品としては、「大怪獣記」(創士社)や「かめ探偵K」(メディアワークス)も、あるのでお試しください。