クラシックギターはじめました
こんにちは、makoto です。
最近、クラシックギターをはじめた。
今日はそのあたりのことを少しだけ書いてみたい。
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12歳からギターを弾き始めて47年。
ギターについてはとくに止める理由がなかったというか、なんとなくずっと手放さないでいた。
社会人になってからもたまに余興でバンド活動みたいなことはやっていたが、だんだんとギターとエフェクタを担いで電車で都内のスタジオまで出るのがしんどくなってきたので、今はもっぱら宅内ギタリストだ。
今だにリビングの隅や自室など、目に見えるところにギターが置いてあるのでいつでも手にとってポロロンと弾いている。
相方もありがたいことに「片付けてくれ」などとうるさいことは言わないし(半分あきらめているのかもしれない)、
そして息子達にいたっては物心ついた時からあちこちにギターが転がっているので、そんなものだと思って育っている(中学生くらいになり友人の家にも行き来するようになると、自分の父親は少し変わった人だと認識しているようだ)。
よく「学生時代はギター弾いてたんですけどね!」という人がいるが、
どうして止めてしまうんだろう?
そういう人は得てして音楽そのものを聴くことも止めてしまうようだし、元々がそんなに音楽もギターも好きだったわけじゃないのかもしれない。
そういう僕は、今だに新しい音楽を探してネットを徘徊しているし、レコードは増えるし、なんならギターだけでなく楽器も増えている。
つまり、音楽そのものをずっと好きなのだろう。
あと好奇心だな。
うん、これは多分ある。とにかく何か新しいことを覚えたいし、触ってみたいし、自分でやってみたくなる気質はある。
そんな風にダラダラと長くギターを弾いてきた僕だが、
「何か弾いてよ」
これが困る。
人さまに聞かせられるように1曲通しで独奏なんてしたことがない。
結婚式の余興でたまに「ギターを演奏します」という人がいるが、そういう人はだいたいがクラシックギターだ。
なので、昔からクラシックギターには憧れがあった。
憧れての云十年。
いや、もう、憧れてきたものがあったら、自分でさっさとやってみたほうがいいんじゃないのか?
と思うようになり、クラシックギターを買った。
ヤマハのCG182という入門用だが、スペックはヤマハだけあってしっかりしているギターだ。
5万円もしなかったと思う。
色々調べて、まぁこの辺りでいいだろうと決めた。
エレキギターでもフェンダージャパンのエントリーモデルが8万円前後(実売6万くらい?)だと思うので、それと比べてもかなり安価だ。
弾いてみた感じは比較的弦高も低めで、音がふくよかで、とても良い。
このタイプのギターを触るのは、中学時代の音楽の授業でガットギターを弾いた時以来だ。
アコースティックギターよりもはるかに指板が幅広いので驚いた。
なるほど、これは指をしっかり立てて弾くポジショニングを覚えないといけないというのも理解出来る。
幸いに、僕は手がさほど大きくもなく、指も長くないので、ギターのネックをガシッと握るロックギターの弾き方が出来なかったことが、幸いしたようだ。
とりあえずどうやって練習しようか?とネットやYoutubeで
「クラシックギター 初心者」
と検索すると色々出てくる。
どうやらクラシックギターを始める時には、変な癖がつかないようにきちんと誰かに師事したほうがいいらしい。
うむ。
だが、ある程度ギターは弾けるし、そもそも既に変な癖は付いているだろうから、そこは動画で教えて頂くとして教材を入手することにしよう。
そして買ったのがこの本だ。
とりあえず、初心者はこのカルカッシの教則本をしっかりやっておくといいらしい。
ピアノでいうところのバイエルみたいなものか?
カルカッシの教則本を使って学習する方法などを上げてくださっている動画もあるのでありがたい。
いい時代だなぁ。。
どうやらクラシックギターは運指も大事らしい。
右手の親指が p、人差し指が i、中指が m、とどの指を使って弾けということも指示されている。
ものすごく簡単なハ長調の往復を弾くだけでも、この運指を守って弾くというのが意外に難しい。
i の指からはじめて「i m i m」とかわりばんこに弾いていけばよいはずなのだが、油断していると隣の弦(特に高い弦から低い弦)に移る時に「i i」と同じ指で移ってします。
ベースとかの右手のエコノミー運指というやつの癖がついている。
ここ10年近く、ギターを弾く時もピックを使わないで指引きしていたのものクラシックギター的には悪い癖になっていたようだ。
そして、さらに難しいのが、
一音、一音をきれいに粒を揃えて弾くということだ。
アマチュアでテキトーにやってきたツケがここできた。
エレキギターをアンプで歪ませて、に慣れてしまうとどうにもいけない。
これは意外と長い旅になりそうだな、と思ったものの、
「先生!音が出ません!」
みたいなサックス初心者ありがちな、入り口の手前で挫折してしまうということもなさそうなので、しばらく少しづつカルカッシの教則本を進めてみようと思う。
独奏が出来るようになる頃には、結婚式の披露宴の余興なんて時代もとっくになくなっているのかもなぁ。
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今日は最近はじめたクラシックギターについて少しnoteしてみました。
それでは!