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「最初の読書の思い出」の2冊を紹介します

こんにちは、makoto です

私の最初の読書の思い出となった本をご紹介します

まずは、みんな大好き「くまのパディントン」
イギリスの作家マイケル・ボンドさんの児童文学の名作です

昔はソニープラザ(*)にダッフルコート着たぬいぐるみやマグカップ、文具
などパディントン関連グッズが沢山売ってましたね。
最近はどうなんでしょう?

*ソニープラザって、今は無いんですね!調べたら2007年にソニー傘下
から独立して、Plazaっていう店舗ブランドになったみたいです

最初にこの本に出会ったのは、小学1-2年生の時、担任の先生が毎日読書の時間に、少しづつ読み聞かせしてくれた本です

「暗黒の地ペルー」から密航してロンドンに辿り着いた小さなくまが
パディントン駅でブラウンさん一家に拾われたことから、パディントンと
名付けられ、ブラウンさん一家と近所の方々と交流していく話ですが、
パディントンが動くとただじゃ済まないドタバタ騒動が面白くて可笑しくて
その記憶がずっと残っていました

その後、小学校を2度転校して高学年になった頃、近所の図書館に通う
ようになったのですが、その時に「まず最初に読みたい本」として
借りてきたのがこの本です
その後、おこづかいを貯めて買って自分で買いました
写真の本は、就職してから他のシリーズ本と合わせて買い直した何代目か
のもので、うちの子供たちも子供の頃に読んでいた本です

くまのパディントンは数年前に「パディントン」というタイトルで映画化も
されたので、ご覧になられた方も多いかもしれません


是非、原作本の方も手にとってみて下さい

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次にご紹介したいのが、堀江健一さんの「太平洋ひとりぼっち」です
この本も「くまのパディントン」と同じ小学校高学年に図書館で、何の事前知識もなく、ふと手に取って出会った本です
堀江健一さんが 1962年に小型ヨットで太平洋単独無寄港横断された時の
手記を本にしたもので、同じく1962年に発行されています
何度か絶版と復刊を繰り替えしていますが、これは現在入手できる
2004年に発行された単行本です

当時は日本が戦後から復興して経済成長も右肩上がりになってくる頃ですが、個人が海外旅行するのはまだ一般的ではない時代です
まだ血気盛んの若者だった堀江さんは23才、そんな時代に
「海でつながっているんだから、ヨットで行けるんじゃないか?」
と周囲の人の反対も押し切って小型ヨットマーメイド号で兵庫県西宮を
出港したのが5月12日
3ヶ月後の8月12日にはアメリカ サンフランシスコに無事到着しています
この渡航は密入国になるのですが、当時のサンフランシスコ市長の計らいで罪に問われることはなく、むしろ名誉市民として歓迎を受けたようです

この本を子供時代に読んだ影響は大きく、中学時代の夢は
「船長になって太平洋を航海すること」でした
また、大阪で育った私が関西大学に入学することになったのも、堀江健一さんの出身校が関西大学だということと無縁じゃなかったかもしれません
カナヅチだった私がヨット部に入部することは流石にありませんでしたが

たった1人で見渡す限り何も見えない太平洋での92日間、
「孤独」という言葉しかない日々、時に穏やかに、時に暴風雨と闘いながら過ごしたそんな毎日を瑞々しい文章で綴った素晴らしい本です
こちらも猛烈にオススメします

みなさんの子供の頃の読書の思い出は何ですか?
はじめて読んだ本、読んでもらった本、好きだった本
是非教えて下さい

それでは!

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