![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87964741/rectangle_large_type_2_8374b0de5b4e79e9cc6981f9c0444f82.jpg?width=1200)
ジャズ喫茶に行きたいなぁ!
こんにちは、makoto です。
本棚から「昭和・東京・ジャズ喫茶」という本を引っ張り出してきて読んでます。
著者はシュート・アローさんという方ですが、名前だけ聞くと
「どこの国の方?」
という感じですが、僕も本を買って読むまでは、来日した欧米人が
「東京のあちこちにあるジャズ喫茶ってすげえな、おい!」
という本だと思ってましたが、東京のジャズ喫茶研究家のような日本の方でした。
この本はだいぶ前に本屋で見つけて買ってきた本です。
2014年2月出版って書いてありますので、そんなくらいか。
もう少し前のような気がしたけどなぁ。
ま、それはともかく。
どうしてこの本かというと、背表紙を見て、
「あぁ、ジャズ喫茶行きたいな」
と思ったからです。
実は僕は未だにジャズ喫茶というところへ行ったことがありません。
大学卒業までは大阪で育ったのですが、ジャズ喫茶なんて聞いたこともありませんでした。
大阪にもジャズ喫茶なんてあったのかなぁ、まぁあったんだろうな。
ロック喫茶にはよく行きました。
学生当時は70年代後半から80年代。
大阪ではメタルがめちゃくちゃ流行ってました。
ラウドネス(前身はレイジー)、アースシェイカー、DEAD END、ノヴェラ、前身の山水館もACTION!(つまり高橋ヨシロウ)も、みんな関西のバンドですよ!
梅田や難波の繁華街に出れば、そこらじゅうにスリムジーンズにロン毛でギターケース担いだロン毛の兄ちゃんがあちこちにいました。
関西ヘヴィメタの一世代前、1960年代後半から1970年代はブルーズロックが盛んで、
ウエスト・ロード・ブルース・バンド、憂歌団、山岸潤史、BORO、石田長生、
上田正樹とサウス・トゥ・サウス、みんな関西や。桑名正博も関西出身やで。
その流れでウルフルズかて関西や。
学生時代、梅田に新しく出来た阪急ファイブ(今のヘップファイブな)の最上階にオレンジハウスという小さい箱が出来て、僕らも行きつけの練習スタジオもあってん。
そこで、桑名正博の妹さんの桑名晴子さんのバンドとかもよう練習してはったで。
あかん、関西弁になってもうた。
楽なんで、このままいかせてもらいます。
つまり、その当時はジャズはあんまり流行っていなくて、若い子はこれっぽちも聞いてなかったん。
モダンジャズはさっぱりだけど、フュージョンが出てきた頃かな。
カシオペアがデビューしたり、関西からも浪花エキスプレスが出てきたり、フュージョンバンドにはギターヒーローがいたので、ロックのファンとも親和性があったんやね。
だけど、モダンジャズを難しい顔して黙って聞く、みたいな文化はなかったなぁ。
新宿ロフトみたいなオールジャンルごった煮の箱とかが大阪にあったら面白かったんやろうけどなぁ
とにかく、ジャズ喫茶なるものを知ったのは、もちろんジャズをどっぷりと聞くようになってから。
2000年、長男が産まれるあたりから、
ロックなんてうるさいもんを聞いてたら胎教にも悪いやろうから、これからはジャズを聴こうというのが最初。
何から聞いたらいいか分からなんので、とにかくジャズ名盤これを聴け!みたいな本を片っ端から読んで、ジャズの歴史的名盤を最初からずーっと聞いてきたわけ。
そうすると、そういうジャズ本の執筆者の多くが、ジャズ喫茶のオヤジさんだということに気付くわけですが、いかんせん子供が出来たばかりで子育ても手伝わなきゃ行けなないし、僕自身も技術職から心機一転で営業職に異動したてで覚えることばかり。
住居も川崎から石川県金沢市に家族ごと転勤。
とても、ジャズ喫茶探訪に出掛けようにも東京ははるか遠く、たまの出張で名古屋や東京に行っても、そんな余裕はなかったです。
せめて、後藤雅洋さんのいーぐるや、寺島靖国のMEGUなんかに、お二人の著書を読んでお店に行った気になるくらい。
東京に戻ってからも、仕事はどんどん忙しくなるばかりで、気付いたらジャズ喫茶のことも少し忘れかけてました。
ちょうど、聴く音楽もハウスやテクノ、ビートミュージックになり、日常的にビートを制作するようになっていたこともある。
なので、この本を書店で見かけた時、あぁ懐かしい!やっぱりジャズ喫茶に
いつか時間を見つけて行ってみたいと思っていました。
そうして、役職定年が間近になり、少し仕事にも余裕が出来てきた頃には、
大型感染症で出歩くこともままならなくなって今に至る、みたいな。
そろそろ、感染対策には引き続き気をつけながらも、日常はかなり取り戻してきているので、ジャズ喫茶にそろそろ行ってみようかなと考えている。
ジャズ喫茶はすごい音響いいんだろうな。
Bassとかズーぅーンときたり、うーん、いい。
爆音で聴くジャズとめちゃくちゃ痺れるんだろうな。
ジャズクラブで生のバンドを観に行ってもいいな。
そんなことを、この本を読み返しながら妄想しています。
今回は、ジャズ喫茶に行ってみたいな、という話でした。
それでは!