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あしかがアートクロスの作り方②

2回目のアートクロスに向けて改良したのは
足利市立美術館を拠点とすること。

JR足利駅、東武伊勢崎線足利市駅から500mの
まちのまんなかに足利市立美術館はあります。
上層階は市営住宅となっている複合施設です。

兼ねてからまちのまんなかにある美術館の重要性を
感じていましたので、美術館と連携したいなと
思っていましたが、なかなか連携するのって難しい
そんな中、地域おこし協力隊だった山下さんが
市立美術館の学芸員になりました。(平成30年11月)

アートクロスの反省点は『会場のわかりづらさ』
会場は普段貸し出していない個人所有の建物なので
Googleで検索しても出てこない。
大半は路地裏など奥まっているので通りがかりに
見つけることはできない。
会場に旗を立てたりしましたがそれだけでは。。。

そこで2回目のアートクロスでは市立美術館を拠点に
計画を立てました。

まずは美術館に立ち寄っていただけるように
特別展示室でアートクロスの展示ができないかなと

そこで久叡館コレクション展準備室が
久叡館コレクション展を企画・展示してくれました。
これは市内在住の田部井夫妻が長年に渡り
蒐集してきた美術作品の数々を展示するもので
有名無名に関わらず真摯に足利ゆかりの美術家を
応援し続け、自宅のサロン『久叡館』で展覧会や
音楽会を行ってきた田部井夫妻の静かな情熱を
市立美術館のほか、石井画廊、ギャラリー碧、
そして久叡館で開催していただきました。


また、
市立美術館でマップ付き冊子を購入してもらい
そのマップを片手にまち歩きをしてもらおうと
エリア設定、会場誘導を行いました。

そして、美術館では企画展
世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦に併せてインドの寺院で500年以上続く無料食堂の
舞台裏にスポットを当てたドキュメンタリー映画
『聖者たちの食卓』の屋外上映会を開催しました。

展示には市内造形教室にもご協力いただきました。

アトリエ造形美術はおとなの絵画教室&
木彫アトリエ、こどもの美術教室による
『描くこと・彫ること』

こどものための造形教室アトリエmadoは
SYUTA氏とコラボでの『色を織る』というテーマで
旧織物工場で展示いただきました。

私が特に思い出深いのは藤井龍徳氏の
『裏庭の出来事 -長屋からの報告-』でした。
会場となる3軒長屋と路地、そしてお隣の軒下を
自ら選び、約9ヶ月による滞在制作、
そして会期中も変化する測定器
(世の中の震えを測る装置)を日々拝見させていただき
とても深く考えさせられました。

また観音様となり市内5箇所を巡り
北仲通りの飲食店など5箇所で展示をした
あしかが観音めぐりには
私も参加させていただきました。

1回目に続き、
CON展、はなうつわ、知と力、文星芸大など
多くの作家 &団体の皆さまに展示いただきました。

2回目は
美術館を拠点に案内することができましたが
それぞれの展示は作家さんや団体が計画しており
各展示の会期や開場時間が異なっていました。

さて、次は3回目。

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