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雑記事34
はてさて、何から書いてみようか。そんなことを書いているうちに何となく書きたいことが見えてきて、辿り着く頃には大体終わりになるブログではあるが、今日は朝から海に行きたい気持ちでいっぱいなのだ。
正確には最近ずっと海に行きたい。沖縄に住んでいた頃は思ったらすぐにビーチに行けた。トロピカルビーチに18時くらいにいき、ジムがわりに毎日泳いでいたのだ。そんなことを思いつつ、海のないベルリンで毎日を過ごしているわけで、昨年までは気づけば毎年海にたどり着けていた。
2019年はイビサとバルセロナ、2020年はギリシャのコルフ島、去年は映画祭に映画を持っていくためにリスボンに行き、その後夏の海は諦めかけていたがパートナーの幼馴染の結婚式がマヨルカ島であると聞いて、駆けつけて海を満喫した。
そう、なんだかんだ毎年海に行っている。
と海への渇望から今日は初めてみた。脳科学的に人間の無い物ねだりな欲求というものはなどと一丁前なことを書いてみようとトライしたが、無知が露呈されるだけなのでやめておこう。
人生で何にお金を費やすのかと考えてみる。
自分は驚くほど物欲がない。洋服もほとんど買わないし、何かを収集するという欲求もない。外食もまあまあ好きだが、高級レストランの類には全く興味がない。
高級車も正直必要ない。車が必要なときにシェアカーが使えればそれでいい。
最近で言うと、いい自転車が欲しいなあと思うが、軽自動車の半分にも満たない価格である。
では自分の欲求は何か?
旅である!!
毎月いろいろなところを旅しながら生きていければと思う。
高級ホテルは必要ない。それよりはその場所場所の生活に溶け込めるのが旅そのものの魅力だと考えている。
ベルリンにいて刺激はたくさん受けるのだが、ヨーロッパであるが故、フランス、イタリアは当たり前だが、スペインだろうがポルトガルだろうがフィンランドだろうがチェコだろうがクロアチア、ギリシャまですぐに行けてしまうのだ。
舞台をやっていたときは行きたい場所を見つけ、その場所周辺で仕事を探すというルーティンで生きていた。
虚勢や虚栄などに囲まれた生活を一旦捨てて旅に出るのを勧める。
『書を捨てよ、町へ出よう』
ならぬ
『虚を捨てよ、旅へ出よう』
である。(珍しく上手いことが言えたかも。。)
寺山修司は体験から得られる幸福について述べていた。
彼の本の中で貧しさや豊かさについても言及していた。毎日を慎ましやかな生活をして月に1度銀座のマキシムでディナーをすると言うのが贅沢なのではないか、と。
マキシムという名前を知ったのも彼の本であったが、思春期の自分にとって指南書と言えるべき1冊になったのは言うまでもない。
たくさんの旅については徐々に触れていこうと思う。
『虚を捨てよ、旅へ出よう』
9:48 4.Aug. 2022 Berlin