Nutanix環境のVMをSaaSを使ってバックアップ・リストアしてみる その②
前回の記事の続きになります。前回は環境構築として、バックアッププロキシを立ててNutanix環境とクラウドサービスであるABSとを接続するための設定を行いました。
今回はABS側でバックアップを取るためのジョブの作成を行っていこうと思います。
バックアップ設定
各項目について設定を行っていきます。
以上のような形で非常に簡単にバックアップに必要な設定をすることができます。操作や設定項目が多くない分、ちょっと手の込んだ操作(例えばバックアップ実行前にプリスクリプトを流してサービスを停止してバックアップし、バックアップ完了後にサービス再開のためのポストスクリプトを流すなど)まではできないので、単純に丸っと仮想マシンをバックアップしたい、というような場合に使う形になるかと思います。
バックアップを外部に保管する要件があるような場合は、ABSはオンプレの環境からパブリッククラウド上にデータを保管することができるので、外部保管の要件を満たすことができるのではないでしょうか。ただ、当然の話ですがインターネットに出られない環境の場合は、ABSは利用できません。
ということで、今回は短いですが、Nutanix環境のVMをSaaSを使ってバックアップ・リストアしてみる その② についてお話をしました。次回で最後となりますが、次はこのバックアップ設定を使ってバックアップを取得し、取得したバックアップからリストア操作を行い、その手順と結果を書こうと思います。
その②はこれで終わります。