2023年 第3次世界大戦中の私たち 全23話 その9「君主と奴隷」について
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あなたは君主❓それとも奴隷❓
この歳になってようやく気付きました。人間は、君主になれなかった者は、全員誰かの奴隷である、って事に。今私は「君主になれなかった者」と書きました。そう、「ならなかった者」ではなく「なれなかった者」と書いたんです。
本当は誰しも、君主になりたいんです。何故なら、奴隷になりたくないからです。誰だって、誰かの奴隷になるのはイヤです。奴隷にならずに済む方法は、一つしかありません。君主になることです。たとえ山奥でたった一人、社会と隔絶した生活を送っていたとしても、です。
その場合は、「たった一人」という社会での君主になれたワケです。召使、使用人、メイド、執事、そういう呼び名の「奴隷」が誰もいなかったとしても、確かにそれは君主です。誰にも仕える必要がないからです。しかし多くの場合、人間は誰かに仕える事でしか生きられません。そう考えると、人間がこの社会で生きるためには「奴隷」になるしか生きる方法はないんです。
あなたは誰かを従える「君主」ですか❓それとも誰かに仕える「奴隷」ですか❓
次の段落で、解説します。実はこの話、このシリーズ記事の「その2」で、すでに出してあります。その部分を次の段落で少々復習してみましょう👆
人間は、自分以外の人間を奴隷にするのが大好き
人間は、たくさんの動植物を殺害して食べています。では食べない動植物、主に動物ですが、どうしているんでしょう。最も心理的抵抗がない表現は、愛玩動物として飼っている、でしょうか。でも家畜として労働させたりしてますよね。そう、人間は自分たち以外の動物は、食べない場合は労働させてます。これ、奴隷ですよ、奴隷👆
では同じ人間に対してはどうでしょうか。領土を広げたいのは、目標とする土地に、欲しいものがあるからです。その土地に欲しいものがあり、自分の領地にそれがない場合は、平和的に出向いて「欲しいので少し分けてくれませんか?」などと交渉したのでしょうか?
違います違います❣ そんなこと頼んでも「では分けてあげましょう」などとは、言ってくれないに決まっています。だから、他の土地に欲しいものがある場合は、戦いを仕掛けて奪いに行ったんです。これが戦争です。戦って勝って、欲しいものが手に入りそうになると、勝者は言いました。「死か、服従か、好きな方を選ぶが良い」。つまり「奴隷にならないなら、今ここで殺す」と言ったんです。
服従して奴隷になった民族もいました。が、服従がイヤで、皆殺しにされた民族もいます。これ、遥かな太古から、人間が、人類が繰り返してきた図式です。人間て、本当はそういう生き物であることは歴史が証明しています。自分が誰かの奴隷になるのはヤだけど、自分は誰かを奴隷にしたいんです。
そしてこれは、遥かな太古に終わって、21世紀の現代を生きる私たちには当てはまらない事なのでしょうか? とんでもありません。今も太古と同じに、人間は奴隷を欲しています。私たちの生きる、この平和(あくまでも今だけですけど(笑))な日本でも、実質的奴隷制度は、しっかり生き残っています。
はい、ほぼ全世界から「平和ボケしている」と揶揄される、私たちの日本。冷静客観的に振り返って、よく考え、よく見てみると、この日本でも実質的奴隷制度はしっかりと根付いていて、私たちの身近な日常は、この奴隷制度の上に成り立っている事が判ります。
判りやすい例でご説明しましょう。喫茶店に入ったとします。店のスタッフが「いらっしゃいませ」と愛想よく口を開きます。「いらっしゃいませ」?もうこの時点で、気付きませんか? さらに説明します。店のスタッフは、「こちらへ・・・」と言って席に誘導します。「こちらへ」?
さらにさらに、水を持ってきてメニューを差し出して「お決まりの頃、お伺いします」と言います。そして頃合いに「お決まりですか?」と聞きに来て「これをください」と言うと「承知しました、少々お待ちください」と言います。もうお気づきですね。
これ、奴隷がご主人様に「あなたの言うことに従います」と言っているのと同じです。お客は、法的ではないし、表面的かもしれないけれど、一時的に「自分は王様になり、目の前には私に従う奴隷がいる」と言う錯覚に陥り、一時的に気分がよくなります。日本中、毎日朝から晩まで、このような図が繰り返されています。
もうお判りですね。殆どの日本国民は組織のトップでない限り、全員、組織の奴隷なのです。奴隷と言う言葉を使っていないし法的にも奴隷制度というのはありませんが、全員、会社員は社長の奴隷、公務員は長官の奴隷です。喫茶店でもウエイトレスなど、完全に奴隷仕事に服従せねばなりません。
人間、食べないと死んぢゃいます。食べるには食べ物を買わなくちゃいけません。買うにはお金が必要です。お金を得るために、みんな仕事をします。その仕事の殆どは、今説明した通り「誰かの奴隷になる事」なのです。
これが、人間という生き物の本当の姿です。お金がないから、奴隷にならなくちゃいけないんです。誰しもが平等に、明るく溌溂と生きる、なんてことは、この人間世界には起こり得ない幻想です。
人間て、本当はそういう生き物であることは歴史が証明しています。自分が誰かの奴隷になるのはヤだけど、自分は誰かを奴隷にしたいんです。
現代の社会制度も、実質的には「君主と奴隷」という制度。言葉を置き換えただけ
公務員は全員、君主たる長官の奴隷。長官もその上の「政府」とかいう君主の奴隷。政府もまた「総理」という名の君主の奴隷。日本など実質的にアメリカの植民地ですから、総理もまた、植民地の奴隷監督にすぎません。つまりはアメリカ政府の奴隷です。アメリカ政府もまた、その上に君臨する影の上位組織「・・・」の奴隷にすぎないのです。
民間会社の社員も社長という名の君主の奴隷。最近は「社畜」なんて言葉が生まれましたが「社畜」・・・これ、まさしく「奴隷」です(笑)。その他の組織も、全て「君主と奴隷」という関係で成り立っています。
みんなそういった君主たちと「奴隷契約」を結んだんです。公務員の辞令、民間会社の入社契約、それは全て「奴隷契約」です。つまり「あなたという君主の奴隷になりますから、お金ください」というワケで、僅かばかりの、「お給金」をもらって、みんな生活しているワケです。
みんな、本当は君主になりたかったけど、君主になるのは大変なんです💦 手っ取り早く自分が生活するために、みんなお金が欲しいんです。そのためには、どこかの君主と奴隷契約して奴隷労働をしなければならないんです。
しかしこの日本には、その奴隷以下の身分があるようです。だってだって、奴隷だってちゃんと契約すれば、お給金がもらえるんです。奴隷にだってそれくらいの権利はあるんです。ところがこの日本には、奴隷労働をさせられたうえ、お給金ももらえず、それどころか、絶対服従を誓わされ、さらに、労働だけでなく君主にお金まで奪われているという、悲惨極まりない身分があるんです。
次の項目で、そのお話を始めようと思います。
奴隷より、更に悲惨な身分の者たちが、日本にはいる❣
こんな身分があるのは日本だけです。諸外国ではそんな話、聞いたこともありません。ああ、もう3000字を超えてしまいましたので、このお話は、次回にする事にします。次回はとんでもないお話をする事になりそうです。
どんな人たちがこの「奴隷未満」の悲惨極まりない生活をしているか、思いつきますか❓きっと多くの人々は、思いつかないと思います👆
もう一度その条件をよく見てみましょう👆
➀ 君主に絶対服従を誓わされる ② お給金ゼロ。それどころか君主にお金を支払わなければならない ③ 休日もない労働。労働内容は、過酷を極める。怪我人多数。中には命を落とすものまでいる
こんな身分、想像つきますか❓これ、現在の日本で数十万人規模、あるいは数百万人規模で存在しているんです、本当に💦
誰がそうなのか、想像してみてください。次回をお楽しみに🔥
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