2023年 第3次世界大戦中の私たち 全23話 その3 ロシアについて 1
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「ロシアについて」の前提 1
では、いよいよロシアについてのお話に入りますが、その前に後少しだけ「前提」をお話させてください。まずは前回の復習です。私は前回の記事で書きのようにお話ししました。
人間は、自分以外の生き物を殺すのが大好き
人間は殺さないでいると殺したくなります。誰か殺したくなって、殺しちゃいます。人間は殺すことが大好きです。殺す相手が美味しいと嬉しいです。
人間は自分以外の人間を奴隷にするのが大好き
人類の歴史は、殺戮と侵略の歴史です。他国を侵略してこう言ったんです。「服従か死かどちらかを選べ」と。服従して奴隷になった民族もいました。が、服従がイヤで、皆殺しにされた民族もいます。これ、遥かな太古から、人間が、人類が繰り返してきた図式です。人間て、本当はそういう生き物であることは歴史が証明しています。自分が誰かの奴隷になるのはヤだけど、自分は誰かを奴隷にしたいんです。
この「人間」のお話しを前提にするならば、ロシアが何故、ウクライナに侵攻したか、何故ためらいなく殺戮を繰り返しているのか。それは、一言で言えば、「ウクライナという領地が欲しいし、ウクライナ人はロシア人の奴隷のはずなのに、奴隷になるのを嫌がるから、殺しちゃえばいい。殺すの楽しいし・・・」だからです。
さてここで、この記事を読んでいる若者さんたちにお尋ねします。 皆さん、「奴隷」って言葉の意味、どのくらいご存じですか?
「奴隷」って言葉の意味を正しく理解していないと、この記事読んでも楽しくないですからね👆 それと「奴隷」って言葉の対として「貴族」って言葉も理解しなくちゃです。「貴族」って言葉、どのくらいご存じですか?
今日はロシアという国、そしてそのロシアの大統領、つまり指導者、つまり支配者、つまりは独裁者であるプーチンという人物を理解するために、まずは「奴隷と貴族」と言う言葉の意味を考えてみる事にしましょう👆
「奴隷と貴族」あるいは「貴族と奴隷」
貴族とは「特権を持つ一部の人々」と言いましょうか。他の多くの人、というか殆どの人には許されないけど、この人たちだけは許される、これが特権です。貴族は、やりたい事を何でもできたんです。自分の領地で働く農民たち(つまりは奴隷)には許さないけど、自分たちだけは何でもやりたいことをできました。
一つ具体例を挙げましょう。皆さん「初夜権」と言う言葉を知ってますか? 今では殆ど死後になり、こんな言葉を使うことすらためらわれるという、忌まわしき言葉ではありますが、これが中世ヨーロッパの貴族が有していた、特権の最たる例と言えましょう。
中世ヨーロッパでは、領地を持つ僅かな人、領主が貴族で、多くの人々が、その領地を借りて農業をしていました。小作人てやつです。領主は何でもできました。特権です。小作人の家族に対して、娘が生まれると、その娘と、初めて性行為を行える特権、これが「初夜権」です。
貴族はそんなこともできました。それができる制度を特権と言います。特権とはそういうものです。小作人は、どんなにイヤでも、それに従うしかなかったんです。小作人は奴隷なんです。奴隷は、領主、つまり自分のご主人様に逆らうことはできなかったんです。
領主、つまりは貴族は、そういう存在だったのです。領主と小作人の割合、つまり貴族と奴隷の割合は1対100だったかもしれないし、1対1000だったかもしれないし、1対10000だったかもしれません。
貴族は広大な領地徒絶大な権力、と言うか特権を持ち、奴隷には何の権利も与えられませんでした。ただひたすらに労働力を提供し、その場所に住まわせてもらい、貧しく悲惨な生活を強いられました。娘が年頃になると、恋の何たるかも知らぬうちに、領主に差し出さなくてはならなかったのです。
ヨーロッパの先進国の多くは、中世の昔からつい最近まで、こんな具合に、領主と小作人の関係、つまり貴族と奴隷の関係を維持し、拡大し、その領土を遠くアジアやアフリカにまで伸ばしたんです。そうして武力で脅して獲得した他国の土地を「植民地」と呼び、そこの人々に「奴隷」と言う呼び名を付け、足を鎖で拘束し最低限の食物しか与えず、毎日毎日、朝から晩まで、重労働をさせていたんです。
はい、この記事の冒頭に戻ってみましょう👆、
人間は、自分以外の生き物を殺すのが大好き、
人間は自分以外の人間を奴隷にするのが大好き
という事実に戻れば、ヨーロッパ人が遠くアジアやアフリカを侵略し、そこの現地人を奴隷にして過酷な労働をさせ、自分だけは金もうけをして、いい生活をしていたんです。過酷な労働で働くけなくなった奴隷は、もう用済みですから、容赦なく殺しました。なんせ殺すのだって楽しく仕方ないんですから。
今、ロシアとウクライナで起きている事は、これと同じことなんです。実は、驚くような事が起きているワケではないんです。昔からやってきた事を、そのまま踏襲してやっているだけなんです。だって・・・
ウクライナは、ソ連時代は、ソビエト連邦という国家の領土の一部でした。プーチン大統領は今でもしきりに言ってるぢゃないですか、「ソ連時代に戻りたい!ソ連の時代、我が国は良かった❣」って。
つまり、プーチン大統領にとって、というか、プーチン大統領の感覚では、ウクライナは本来自分という独裁者の領土なんです。自分の土地なんです。そしてウクライナ人は、自分という独裁者の奴隷のはずなんです。だから、プーチン大統領の感覚は、次のようなはずです。
「奴隷の分際で<ウクライナは独立国だ>とか、何フザケタ事言ってんだ❓あ❓奴隷は奴隷らしく、おとなしく私の言う事を聞いておけばよかったものを、反抗するからこういう目に遭うんだ❣ 大人しく奴隷に戻らないなら、皆殺しにしてやる❣
と、上記のようなはずだと思います。
今日はここまでにします。次回は、今日の「貴族と奴隷」のお話を、より判りやすくするために、ある物語を引用し、現在のロシアやプーチン大統領の状況を説明するお話にしたいと思います。お楽しみに(^_-)-☆
今日は3月23日(木)
個人的なお話で恐縮ですが、毎月23日は私にとって特別な日です。何故かと言うと、私に何か大きな事が起こる場合、たいてい23日かその周辺の日なんです。良いことも悪いことも起こってきました。理由は私にも判りません。なんせ私は、超能力に関しては1ミリも持っていない人間なので(笑)。
というワケで23と言う数字には、特別な何かを感じています。私のnoteの記事シリーズの多くが、全23話なのもそのためです。今日こうして記事を書いているのも、今日が23日だから、と言うのもあります。が、今日はまだ、大きな事は何も起こっていません(笑) 明日、起こるかもですが(笑)
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