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夏に飲みたい日本茶 その1

OKU-MIDORI TENCHA【おくみどり碾茶】(久保農園


選ばれなかったお茶


「夏向けのお茶を販売してみたいな」

お茶を作るときは必ず選抜ということが行われる。

例えばお茶を摘んできたとき、混入してしまった雑草や虫などをはずし、茶だけを選抜する。

一芯二葉の芽、柳、頭などと呼ばれる4~5葉目の大きな葉部分
茎、粉、ケバなどに分けられた中の、芽や葉を選抜して煎茶を作るなど。

今回のメインテーマが「夏に飲みたい日本茶」だとすれば隠れたテーマは
「選ばれなかったお茶」

昨年発売した TABI 2021三点セット 
このセットの茶を選ぶときに選ばれなかったお茶が今回発売する
おくみどり碾茶

なぜ選ばれなかったのか。それはコンセプトに合っていなかったから。
前回のコンセプトである和束(原山)という茶の生産地の特徴である香りや
飲むことで和束に旅した気分になるお茶とは少し違うところにあるお茶だと感じたからだ。

茶畑の麓の清水谷川


豊かな環境の中で


2021年5月に訪れた京都府の和束町にある原山地域。
このおくみどりの碾茶が育つ場所は周りに民家などが全くない山中。

麓には水が冷たく清らかな清水谷(しみずだに)川が流れる

天井が狭く、まだ夕方16時なのに、18~19時くらいなのかと思うほど暗い。
木々に囲まれ日の光があまり入ってこないため、茶の木がゆっくり育つ。

この茶畑で蛇やマムシなどに遭遇した。多種多様な生物が住んでいる場所は
豊かな土地である証拠。

突如として現れたマムシを撃退する久保さん

碾茶とは?脇役おくみどりを主役に


このおくみどり碾茶は主に蕎麦、お菓子などに使用される抹茶の原料となる茶であるため、スーパーや茶販売店にさえ並ぶことはありません

ですが夏に水出しでこのお茶を飲むとすっきりした抹茶のような味、程よいうま味と香ばしい火の香りが感じられ、且つ煎茶のように飲みやすい。

キラキラと輝く、おくみどりの茶畑

そしてこのおくみどりという品種はとても奥ゆかしく、ブレンドする際はどんな品種とも交わることのできる万能選手。
ただし主役級の存在感ある味わいがあるわけでもないためいつも脇役に回されてしまう存在。

そんな茶こそ主役にしてあげたい。

夏場にすっきりと美味しいお茶として主役になれることを確信して
今、お届けしたいと思います。


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