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なんてことはないある日曜の朝カフェ

つい先日まで冬の寒さに震えていたのに、このところすっかり春の陽気で暑ささえ感じる。

今日は半年ぶりに会う友人たちとカフェで待ち合わせ。

貴重な週末の朝のひととき。

スタバではないチェーンのコーヒーショップ。
行ったことのない初めてのお店に、少し早目に着いた。

家族連れで入って行く人達、カップルで手に手に紙コップを持って出てくる人達。なかなか入りやすそうなお店のようだ。

入口のドアを開けると、左手には黒塗りの螺旋階段が上へ伸びている。2階はダンススタジオらしい。

カフェの壁は赤。座席部分は2階まで吹き抜けで、こじんまりしている割に広く感じる。

常連らしきグループやひとりでPC を開いている人など点々と席が埋まっている。Reserved と書かれたタグが所々に置いてある。まだコロナの名残りがあるのだろうか。マスクしている人はひとりもいないので、もう誰も気にしていないのだろう。

私の目の前のおじさんがオーダーを終わって、手のヒラを上に差し出してどうぞと言ってくれた。
手慣れたお店のお姉さんに、アーモンドミルク入りのカプチーノをオーダーして席についた。

カウンターの端には、スライスオレンジがいくつか入った氷水のタンクが置いてあった。つい温かいのを頼んでしまったので、後でお水をもらってこよう。まずは席取りだ。

日が燦々と入る大きな窓は、分厚い黒のブラインドで天井から覆われている。それでも椅子に座ると目線に眩しく、窓に背を向けて座ることにした。

店によっては冷房が効きすぎるところもあるのでカーディガンを羽織ってきたけれど、ジリジリと背中が熱くなってきて、とうとう腕まくりしてしまった。

と、ひとり到着。

そしてまたひとり到着。

カウンターでアイスコーヒーやアイスティーをオーダーしている友達を見て、積もる話ができるのをワクワクして待っていた。

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Hannah
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