【新月の夜によむ】選ぶ日々
☆人数:1人
☆所要時間:2分
振り返らずに
走り続け
今、手で触れられるものだけは
なんとか守らねばと
必死に日々を重ねてきた。
泣くことを
後回しにして
悔やむことすら
先延ばしにしてしまったから
ふとした瞬間に
頭の中で声がする。
「あの時こうしていたら、結果は違っていたんじゃないだろうか」と。
後悔の波が、押し寄せる。
私は
波を跳ね除け(はねのけ)
扉を閉める。
最善など
選ぶことができただろうか。
日々は
予測不能な出来事と、
己の力ではどうしようもない事ばかり。
藁(わら)にもすがるような思いで
知恵を授かり、
今、できることを
選択するしかないのだ。
「ああしておけば」
「こうしておけば」
後悔の波に
足を掬(すく)われぬよう
選ぶ力を
磨いていかなければ。
その時の最善をつくせたと
過去の自分を誇れるようになろう。
もう二度と
後悔に涙することなど
ないように。
こちらはseiji.Resonanceさまの企画「新月の夜によむ」にて書き下ろした台本です。
⬇音声版 ▶ボタンでそのまま聞けます。
企画主のSeijiさまの作品は、素敵な世界観と美しい言葉が詰まっていますので、
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