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大人の恋愛小説5冊を一気読みした〈ネタバレ無し〉

3月は自分にとって〈読書集中月間〉だ。
現時点で6冊読破し、うち5冊は恋愛小説。

恋愛小説を選んだのは、今自分自身が書いているので、表現方法やストーリーの展開などを参考にしたくて。
恋愛ものを読むのは随分久しぶりだったので、それぞれのストーリーの展開に、自分の心が揺さぶられることがとても新鮮だった。

何を読むかは、単純にネットで「40代以上向けの大人の恋愛小説」で検索してヒットしたものから選んだ。
そう、「40代以上」が重要だった。それ以下はおそらく共感することが困難な気がするので。
そして読んだのがこの5冊。

結構古いものばかりだが。

そして実際読んでみると、うち2冊は30代が主人公だった。

皆、一流作家の純文学作品なので、さすがに読みごたえがあり、物語の展開にぐいぐい引きこまれる。そのうちのいくつかはハッピーエンドではないので、読後しばらくは悲壮感を引きずった(*_*;
そしてそれをかき消すべく、次の1冊を手に取り、またどっぷりつかる、というのを繰り返した。

大人の恋愛ストーリーが若者のそれと大きく違うのは、主人公たちのバックグラウンドだ。
大人の主人公たちにはそれまでの長い人生経験で負った傷や、何かしら抱え続けている問題があったりする。
恋愛がメインだとしても、そういった個々の事情や積み重ねてきたキャリア、そして社会問題なども織り交ぜられることによって、物語が重厚になり、味わいと深みが増す。

そんな中でも、ラブシーン(←死後?)にはちゃんと”胸キュン”もして、まだまだ恋愛ものも読めるとわかったことも良い発見だった。
トキメキは女性ホルモンにいいらしいし、更年期の女性におススメだと思う。

石田衣良さんの作品は以前にも読んだことがあったので、一番に『禁猟区』を選んだのだが、それがとても良かったので、『眠れぬ真珠』を続けて読んだ。
どちらも逆年の差カップルの話で、描写が美しく、とても惹きつけられる、素晴らしい作品だった。
『眠れぬ真珠』は随分前にドラマ化されていたので、そちらも取り寄せて観た。
そこでまた、その映像と登場人物の美しさに魅了され、中村蒼さんにキュンキュンするという、想定外のオマケまで付いてきた(#^^#)

まだまだ自分、恋愛小説、いけるぞ!

しばらく図書館通いが続きそう。。。


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