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春深く 眠り眠りと 漕ぎ出でり
とくに体調不良ということもないのですが、今日はなんだかよく寝ました。早朝に一度起きたのですが、そのまま二度寝をしたら次に目が覚めたのは8時半を回っていて、朝食をとって持病の薬を飲んだらまた寝てしまい、目を覚ましたのは11時近く。小学校の頃から使っている裁縫箱を取り出して、部屋着の丈直しをして、若干短くなってしまった、ゆっくり昼食にしてからこまごまと片づけをしていたらまた寝ていました。
気が付いたらすでに夕方で、ああ、休日が終わるなあと思ったのですが、これはこれでよいかもしれないとも思いました。
このところ、神経の磨り減るようなことが立て続けでまいっているし、春になったとはいえ、このような社会状況では友人と花見を口実にお茶に行くことすら気がひけてしまい、誘うに誘えないままでいます。愚痴を言うばかりは気が咎めるけれど、愚痴を言っても大丈夫な関係の人に会えないのは気が滅入る。こればかりは日本どころか世界中が似たような状況だから仕方ないことではありますが、ねえ、まいっちゃうよねぇ、と言い合いたい感じ。
ねえ、まいっちゃうよねぇ。
そんな毎日、ゆっくり寝ることができるのは、存外に幸福だったと思える春の日でした。
『ほしとんで』本田・著が好きです。早く続きが出ないかな。