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断想:文芸はなぜ恵まれないのか


文芸は恵まれない。

なんでですかね。

あ、作文ですけどnoteなので字下げしませんよ(イミフ)。

ここでの文芸は、小説、戯曲、詩、散文、俳句などなど、婉曲なしにそれらを指します。あ、随筆は除きますね。それとラノベ界隈はその界隈で完結してるのでこれも除きます。

とくに調査をしたわけではないのですが、文芸作品はまずもって、読み手が絶対的に少ない。書き手に至ってはもっと少ない。市場としてニッチなのですね。これはとある出版社の方も言っていたので間違いありません。ところが不思議なことに、書店に行くと店頭には文芸作品が並んでることも多いんですよね。

映画やドラマは好きなのに、漫画は大好きなのに、やっぱり活字は嫌われてるんですかね。

ということで。

初めてですが、ここから先は偏見を多分に含んでいるのでご留意ください。ご苦情もいただければ幸いです。だからって、偏見を偏見として発表すること自体をディスられても困ります。別に公序良俗に反していることではありませんからね。



自分の身の回りだけかも知れないけど、読書が好きっていう人は少ないです。また読書が好き、あるいは本をよく読むっていう方も、どちらかといえばハウツー本やビジネス本を指していることが多いですね。

①目や耳に飛び込んできた情報を咀嚼することなくそのまま飲みこめること

②その情報によって自身の生活にできるだけ直接的に好影響があること(悪影響を回避できること)

本を読む人が本を読む理由、この2つなんだと思いますね。

その中でも文芸が好きな方は、上記①における情報の咀嚼能力が高い、どころか積極的に取り入れたい。

また②において「生活」の指すところが、ヒト、モノ、カネといった実存的なものだけでなく、浮世から離れたところであっても価値がある、と考えているのだと思います。

たくさん稼いで、イイ服着て、イイ車乗って、イイ…以下略。そういった思考回路の人が、文芸作品なんて読むわけないよね。偏見です偏見。でも多分当たってる。

私も浮世離れしてます思考回路が。物欲がほとんどなくて。ところが私の場合は、それが甘えや現実逃避に繋がって、しょうもない人間が形成されてるわけですが。

もちろん人間そんな単純じゃないから、100か0かってわけにいかず、私も生活のために働いてますよ。普通にね。



とにかく、一部の大物を除いては、文芸作家は報われない状況にあるんだなと切に感じていますよ。別に大儲けしようとは思わないし(できたらいいに決まってるけど)、ニッチでも、少しでも読んでいただける方がいらっしゃるならがんばろうという気になります。

ちなみに私も読書苦手です。疲れるので。

※本文と画像は無関係です






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