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私について(自己紹介):Mako(マコ)
noteのみなさん、はじめまして。
MAKOです。
noteを始めたきっかけ
私は2023年3月まで保健室の先生をしていました。
約30年間の教職生活を終え、これからは
“自分のため、そして自分の近くの大切な人のために生きよう! ”
と心に決めて春を迎えました。
新鮮な毎日を幸せな気持ちで過ごしていたのですが、ある日、娘から
「お母さんって、何かしないの?したい事ないの?」
と聞かれ、答えることのできない自分がいました。
えっ?
私は家事をして、年老いた両親を気にかけながら孫と過ごして、あっという間に一日が終わるという充実した毎日を過ごしているんですけど……。
それ以上に望むことなんて、何ひとつ浮かばないんですけど……。
仕事を辞めて1ヶ月半になりますが、心のどこかでずっと、娘の質問がグルグルまわっている気がしています。
そして今なお答えが見つけられずにいる私です。
思えばこれまで何十年、仕事に全力を注ぎ、家庭・子育てとの両立に必死で、自分がしたいこと……
例えば趣味など考えることもなく駆け抜けてきたのです。
今年2023年の3月31日に退職し、4月1日から新しい自分に変身するなんて、不器用な私には出来るはずもありませんでした。
ただただ、今自分の目の前にある幸せを一つ一つ噛み締めて生きることができれば、それでじゅうぶんだと心から思っていました。
ところが、大人になった娘から見た「わたし」は、幸せを満喫しているようには映らなかったのでしょうか?
色々考えても分からないままでいる私に、ある人がこのnoteをすすめてくれたのです。
答えに辿り着けるツールになるなんてことはないかもしれません。
でも、こうして自分と向き合うことで、何かヒントが得られるかもしれないし、どこかでどなたかと繋がることができるかもしれないし……。
私は本当に平凡な「普通」を絵に描いたような人間なので、面白いことは書けませんが、少しずつ、MAKOの世界を作っていきたいなと思っています。
よろしくお願いします。
養護教諭としてやり切った33年
「これからの私みつけ」
のためには
「私って」
と見つめ直すことも必要かなぁと思い、誰に宛てるでもありませんが、自分はどんなふうに生きてきたのか、ふと振り返ってみようと思います。
先述の通り、私は長く養護教諭をしておりました。
みなさんは、保健室の先生ってどんなイメージですか?
そう、ケガの手当てをしたり具合の悪い人の看病をしたり。
あとは健康観察や健康診断をする感じでしょうか。
もちろんそれらが主な仕事内容であることに間違いないのですが、私は長い長い教職人生の中で何が思い出かと聞かれたら、悩めるたくさんの子どもたちやおうちの方々、先生たちとの日々……と答えます。
今思うと、それって仕事であると同時に、私にとってはとても大事なライフワークでもあったような気がします。
悩みを抱えて生きる人に寄り添うとき、それを保健室で「仕事」としてこなしていると、どこかで限界を迎えます。
養護教諭は医師やカウンセラーではない、いわば素人としての関わりになるので、それを自覚しつつ多少の勉強は積み重ねながらも、結局は「人としてどう向き合い、ご一緒するか」が全てだと思っていました。
たくさんの出会いから、いつもこちらが学ばせてもらっていました。
だから1番の思い出と感じるのでしょうね。
大変な事も数多くありましたが、生まれ変わってもまた養護教諭になりたいと思えるから、感謝しかありません。
noteで叶えたいこと
これまでに出会ったたくさんのエピソード自体は、守秘義務がありますのでお伝えできませんが、私が何十年かけて感じたこと・学んだこと・広く伝えるべき使命があるとしたら、もしかしてこのnoteを通して出来ちゃうのかな……なんて、漠然と思ったりしています。
プライベートについて
さて、仕事の話はこのくらいにして、プライベートの話です。
私は今、介護の必要な両親と、真面目な自由人の夫、自立はしてもまだまだ可愛い娘たち、そして孫ちゃんに囲まれて暮らしています。
仕事から離れて1ヶ月半。
縛られるものもないはずの毎日が、なぜかあっという間に過ぎていき、不思議な感覚です。
本屋さんに行くとついつい「50代・60代の生き方」なんてタイトルの雑誌に目が止まります。
模索している自分が可笑しいです。
なかなか思うように新しいステージに身を置けない自分について、あらためて性格やこれまでの経験・環境が影響しているなぁと感じます。
抱負
自由に翔けない堅苦しさを嘆くのではなく、少しずつ少しずつ、自分らしく私ワールドを作っていきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Mako
【追記】
2023年7月24日 kindle出版しました。
ぜひ。
►►►エッセイ本『保健室からの手紙~養護教諭という生き方~』