寄付を身近に
母親アップデートWEEK。二日目は、今井紀明さんをお迎えしてお話を伺いました。
10代の孤立を解決する認定NPO法人D×Pの代表である今井さん。
起業した時に「NPOだと活動資金集められない」と何十人からも言われたなかで、毎年多くの寄付が個人から集まり、活動を広げられています。
「自分のNPOだけが活躍することで社会がよくなっていくだろうか、と問えば、そうではない。様々な分野で活躍するNPOが出てくるからこそ、社会の課題は是正できるしスピードも上がる。」という思いから、新しい寄付のカタチである「SOLIO」というプラットフォームを立ち上げられました。「寄付したいけれど、寄付する先がわからない」という人が、新しい寄付のカタチで、社会を自分ゴトにする。
新しい寄付のカタチを今井さんといっしょにディスカッションしていきます。 「母親アップデートWEEK」イベントページより
solio 寄付からはじまる今よりちょっといい世界。
みなさんは寄付、したことありますか?
恥ずかしながら、私にとって寄付はあまり身近なものではありませんでした。
失礼を承知で言うと、「寄付」は意識高い人やお金持ちがやること、みたいに思っていました。(ごめんなさい。)
今井さんは、「NPOは寄付が集まりにくい」「どこのNPOに寄付すればいいのかわからない」といった声や、関心はあるけど動きづらいといったところに課題を感じていらしたそう。
今井さんが作られた「solio」というプラットフォームでは、とても簡単なステップで寄付をすることができます。
しかも、12種類のジャンルから選んで寄付するという面白い仕組みです。
ステップ1 寄付したいジャンルを選択する。
ステップ2 ジャンルごとに金額の割合を設定する。
ステップ3 ポートフォリオの完成。寄付金額は毎月solioが預かって各ジャンルで活動する団体に等配分する。
そして、500円から始められるというお手軽さ。
一ジャンル500円かと思ったら、3ジャンル合計で500円ができるそう。一月500円なら、スタバのコーヒー1回分を寄付してみよっか!というような感覚です。
正直、500円でいいの⁉️と思いましたが、今井さん曰く、少額でもマンスリー会員として長く支援してくださる方がありがたいのだそうです。
NPOがやっているお仕事
NPOがやっている仕事は、国などの支援からどうしても漏れてしまう人や課題を解決するための仕組みを作っている!と、今井さん。
また多様なNPOが存在することで、支援の対象となる方々が増えることになるのて、NPO全体の底上げをしていきたいと話してくださいました。
今井さんのその志が、とても素敵だなと思いました。
税金は何に使われるのか見えないけれど、寄付は自分が課題だと思っていることに対して活動している団体に直接払うことができます。
寄付は未来への投資。
今回のお話で、寄付がうんと身近に感じられるようになりました。
今井さん、素敵なお話をありがとうございました!
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