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私のキャリア②




私のキャリアは大きわけて
2つの柱で成り立っています。



前回は1つ目のキャリア、
"陸上選手"についてお話ししました。



今回は2つ目のキャリア、
"お母さん"についてお話ししたいと思います。




私は現在、5.2歳の娘の母です。
母になりもうすぐ5年半という月日が
経とうとしています。



\\この子を幸せにしたい!//



\\家族みんなでもっと幸せになりたい!//






そんな未来への期待と希望と共に私の
【子育て】はスタートしました。





初めての育児は右も左も
わからない事だらけで、

とにかく目まぐるしく
1日が終わっていく日々。




新天地での暮らし土、新たな人間関係も含め、
本当に初めてのだらけの経験・環境の中で、
上手くいかないことがありながらも、
我が子と過ごせる時間が幸せで、
日々、充実感を感じながら過ごしていました。



しかし、




我が子の成長と幸せを願うだけだった
気持ちがいつしか、


私がしっかり育てなきゃ! 
私がちゃんとしなきゃ!
この子が将来困らないように…!


という"責任感"を背負い始め。





『〜したい!』から『〜しなきゃ!』
という意識へ変わっていった私の子育ては、
ガチガチに"チカラ"が入るようになりました。




子供のために…と
正しいとされる子供との関わり方、
子供の発達に良いとされている情報などを
取りに行っては子供に実践する日々。



とにかく


子供のために…
こどものために!
子供のために!!!!



自分のための時間を削ってでも
子供を第一優先にし、



▶︎自分のが好きなご飯を食べること。
▶︎自分の好きな服を着ること。
▶︎自分の好きな時間にカフェに
行くことさえも。
▶︎1人時間をもらうことにさえも。

罪悪感を感じるようになりました。



当時の私の口癖は…頑張る!!!

(今までアスリートとして
頑張り続けてきた人生だった影響も
大いにあると思いますが)




子育ては、
頑張れば頑張ろうとするほど、
その気持ちが裏目に出て。




1人で頑張ろうとすればするほど空回り。





疲れた…休みたい…
そんな自分の声も無視し続け、
常にピリピリイライラガミガミしている私。



私はこんなに頑張っているのに…!
こんなに家族のためにやってるのに…!
なんで?どうして?私ばっかり?!



そんな思いが態度として表れ、
夫や家族にもひどく当たる日々が増え、
喧嘩や言い争いも増えてきました。



ちょうど、その頃。
娘のイヤイヤ期のようなものがはじまり、
娘との笑顔で平和に溢れた時間さえも

徐々にイヤイヤ!ぐずぐず!
イライラ!ギャーギャー泣き叫ぶ!
怒りや悲しみに支配される時間が
多くなっていきました。





"こうなっているのは
自分のせいかもしれない…。"





"娘が人と違うのは私の育て方が
間違っていたのかもしれない"




こんな風にどこまでも自分を否定し、
自分の欠点ばかりを探し続け、
ついには子供の欠点までも
数えていくようになる始末。





みるみるうちに
日々穏やかにいられる時間が減ってきて




私自身のモヤモヤや怒りの感情の解消の
矛先は完全に子供に向けられ、
子供を責める・叱る・脅す・追い詰める。
子供自身を否定するようにもなってきました。






この頃の私は完全に
"心からの笑顔"を失っていました。

心が笑えていないときの私




子供のことを心から好きと言えない。
こんな自分大っ嫌い。
子育てのせいで。
この子のせいで。


子育てで鞭を打たれた身体
自分の存在を否定して心も体もボロボロ。

子育てがしんどい。辛い。もう疲れた。



心も体も悲鳴をあげて



…もう限界だ。




…私はお母さん失格だ。



どん底に落ちていたその時。




ふと…
なんで私、
こんなことしてるんだろう?




私は本当はどうしたかったんだろう。




こんな疑問と同時に
心の声が湧き上がってきました。







やっぱり私…
家族みんなの
幸せも子供の幸せも
諦めたくない!


心から笑って
今ある子供達との時間を
楽しみたい!






そこから私は突然目を覚まし、
目の前の我が子が泣き喚く姿を見て



『お母さん、そんなに頑張りすぎなくていいんだよ。我慢しなくていいんだよ。
もっと、自由に生きていいんだよ!』



そんなメッセージを届けて
くれているように感じました。


その時にやっと、
子供達がずっと私に大きな愛を
与え続けてきてくれていたことに
気がつくことができたのです。





正直、私はダメな母親だった。




自分より弱い立場の子供に
ひどい言葉も言ってきた。
恐怖を感じさせるような態度を
とったこともあった。



でも、それでも子供は一度も
私を攻めなかった。  


間違ったことをしても 
失敗しても
何も言わずに受け止めて。

ママ大好きだよ!って伝えてくれた。
ずっとそばにいてねっ!って
必要としてくれた。


その時初めて、

あぁ…これが本当の愛情なんだ


と理解しました。





私は"お母さん"になってからずっと、
見せかけの愛情と自分自身の生きてきた
価値観や世間がいう正しさを
子供に押し付けようとして
いただけなのかもしれない。



そして、私は自分の人生を
周りのせいにしていた。
生きることを他人任せにしていた。



そのことに気づいた時に初めて
もう誰かのせいにして
生きていくのはやめようと決意。




そこから自分自身と真剣に向き合い始め、




自己肯定感の学びや
ヨガや瞑想ジャーナリングを通して



これまでの人生の中で抱いていた
過去の経験や苦しかった出来事,トラウマ。
悲しかったこと、辛かったという感情。

本当は親にもっと甘えたかったこと。
もっとそばに居たかったという心の声。

自分の内側から溢れ出てくる言葉や
感情1つ1つを丁寧に耳を傾け受け止める。
そして解放する。
その作業を繰り返していくうちに、




これまで自分自身に
本当にたくさんの無理をさせ、
できていない自分にたくさん罰をつけ、
自分の素直な本音にたくさん蓋を
してきたことを知りました。

"本当は…私は私に
優しくして欲しかったんだ。"

"分かって欲しかったんだ"

"味方でいて欲しかったんだ"

"信じて欲しかったんだ"


そうだったんだね…。



この時初めて。
沢山沢山これまでの人生で
背負ってきたもの。
怖くて手放せなかったものを手放し、
重くのしかかっていた鎧を脱ぐことが
できたのです。



今まで、誰かに愛されるために
頑張って完璧を求めて生きてきたけれど、

私はこれ以上何も付け足さなくても、
頑張っていなくても
いい子でいなくても
愛されているんだ。


そのことを深く理解した時、



当たり前にあった日常が
ありがたい日常。
感謝で溢れる日々に変わりました。






イライラガミガミしていた
小さな私の叫びがどんどん小さくなり、
心の中が心地よさと安心感に包まれました。



わたしはわたしのままでいいし、
この子はこの子のままで大丈夫。




そんな根拠のない自信が湧き上がり、
"本当の愛"と揺るぎない自己信頼感が増し、
どんな自分も否定せず受け入れることができるようになりました。





そうして少しずつ。
いつもの日常の中に心からの笑顔を取り戻し
今では心からの幸せを感じながら
子供との時間楽しんでいる私。




私は子育てを通じて、



・自分を大切にすることの大切さ。
・自分自身を満たすことの大切さ。
・愛することの意味
・今この瞬間があることへの感謝。
・命が今もいかされていることへの感謝。
・全てのとのが"ある"ことへの有り難さ。


などを体感し今日も生きています。



子育ては確かに
大変なことが多くあります。



だからこそ、
大きく変われるチャンスでもある。


きっと、
多くのお母さんが過去の私のように、
たくさんの責任感を背負い、
孤独の中できっと頑張り過ぎている。



もしかしたら、
子育てをしてるだけの私はなにもない。
何の評価もない。


"子供の命を今日も守ってくれてありがとう"と言う言葉をかけてもらうことさえもないくらいに


子育てとは"当たり前"のものに
なっているのないかもしれない。




それでも、




私たちは日々、母として。
大切な命に向き合い
何度も悩み考え、葛藤しながらも
今を精一杯生きている。




自分の人生の一部を子供のために!
自分の命という大切な時間や
大きな愛情をかけて
子供と共に生きている!!!

その愛があるからこそ、
今目の前いる子供たちは今日も元気に
"生きる"ことができている!!!


子育てをすることは
決して当たり前じゃない。


子育ては命に関わる立派な仕事であり、
お母さんであることは素晴らしいこと。

子育ては、
何よりも立派な仕事だと私は思います。


『お母さんは立派なキャリア』



このことに気づけたのも
"お母さん"になれたから。

それを子供たちが
教えてくれたから。

私は、あなた達のお母さんになれて
本当によかった!



母として人として。
また一つ人生の大きな気づきを得て
成長できたこと。

そして、
私をここまで成長させてくれた
子供達や家族、私に関わってくださる方々、
支えてくださっている方々への
感謝の気持ちでいっぱいです。





これが私のキャリア。
これまで生きてきた中で得た経験と知識。
そして今の私そのものです。


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