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株式投資1年目の教科書|年利30%の安定投資家を目指す

多くの人は、新聞を読まず、ネットで情報を集めている。

そして、その情報も芸能界のゴシップネタだったり、コラムだったり、経済の情報を積極的に得ている人は少なくなってきている。

私もその一人。

経済がどのように動いているかを、「知りたい・勉強しなければ」とは思っているものの、中々できないのが現状

そこで、投資を本格的に始めることで経済に興味を持つきっかけになればと思い、この本を手に取った。

結論、

完全初心者向けではなく、ある程度投資の知識がある初心者向けの本であった。

投資で世の中の動きをつかむ

投資をすると、世の中の動きがわかるようになる。

株式を始めるということは、GDPや失業率といった経済指標、政治、ドルや円、原油など、経済に関する様々なことに目を向ける必要があるため、嫌でも経済に目を向けなければならない。

更に、事実を元に「自分自身で判断する力」を身につけることができる。

安定投資家を目指す

自分の器の範囲内の資金を運用して、年利30~40%の利益を積み重ねていくという手法を著者は提唱している。

そしてこれはもちろん、トレードである。

インベストメントではなく、トレードを選ぶ理由としては以下の通り。

再現性が高く、リスク管理がしやすい売買のルールを作り上げることができるため

売買ルールに忠実に従い、コツコツと利益を積み上げる安定投資家を目指す。これがこの書籍の主張である。

トレードで資産運用していこうという本

トレードで資産運用をしていく。

確実に勝てる方法は存在しないが、勝つためには負けない方法を学ぶ必要がある。

学べば負けが減る→利益につながる

こんなロジックだ。

結論、チャートを読み、動向を把握し、メンタルをコントロールし、トータルで、着実に積み重ねていく流れが学べる。

初心者でトレードか...

投資の際のメンタルや基本的なチャートの読み方は、初心者の私にとっても非常に勉強になった。

とはいえ、専門用語もところどころ登場し、理解できないところもあったので「投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門」を先に読んでおくとよいかもしれない。

投資初心者向けであるが、短期のトレードを薦めていることに少しだけ違和感

企業の財務諸表を読んだりするファンダメンタルに関する記載はほとんどない。

年利30~40%を狙うというのが著者の考え。つまり、同様に-30~-40%のリスクも背負えということだ。

ここが少し初心者向けではないように感じる。

ただ、以下のような台詞もいくつか見られるので、暗にリスクを背負えと伝えてくれているのかもしれない。

・簡単にお金を増やす方法なんて存在しない
・リスクを十分に把握することが大事

すべてを鵜呑みにせず、ほかの書籍と見比べながらトレードに挑戦するのがベストだろう。


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