Webライター未経験から月100万円へ。ポイントは「クライアント目線」
副業ブーム、コロナ禍も相まって、Webライターの人気が急上昇中である。
敷居が低く、初心者でもスキルを身に着けるまでにそれほど時間がかからない。
ただ、中々稼げていない人がいるのも事実。
そんな方に一度手に取っていただきたい書籍である。
少し辛口にはなるが、書籍の簡単な要約と感想をまとめた。
クライアントの立場になって仕事をすること
クライアントファースト。ビジネスの基本中の基本だ。
本書では、以下のような心構えを掲げている。
・納期厳守
・返信の迅速さとまめな返信
・マニュアル100%厳守
・FBは絶対に次に活かす
・受注された1.5倍の価値提供
・著作権の重みを理解
当たり前のことだと思うかもしれない。
だが、クライアントの目線で考えられている人が本当に少ないのだ。
本書では「クライアントがこう思うから」と、少し深い視点からなぜこれらが大事なのかを教えてくれる。
こんな感じだ。
・納期厳守
→「納期に遅れるとクライアントは重大な損失を被る可能性がある」
・返信の迅速さとまめな返信
→納期厳守につながる
・マニュアル100%厳守
→マニュアルはルール。破れば「ダメライター」の刻印を押される
・FBは絶対に次に活かす
→手厚いFBは期待の表れ、次も書いて欲しいと思っている
・受注された1.5倍の価値提供
→クライアントの意図をくみ取るところまで(SEO対策など)
新時代に必要なのは「スキルの高いライター」
令和時代に必要とされているのは「スキルの高いWebライター」である。
スキルの高いWebライターとは、端的に言うと
「小手先のテクニックに頼らない本質的なライティング力を持つ人」
である。
・Webライティング
・SEO
・Wordpress
・ペルソナ設定
・営業力
これらの基礎を押さえ、忠実にライティングできる人のことを言うのだろう。
更に営業のことや、月0円から月100万円までのロードマップも記載されているが、結論言いたいことは
クライアント目線を持ち、ビジネスとして当たり前のことを当たり前にやり、ライティングの基礎を学び、適切なステップを踏めば100万円に到達できる
ということ。
個人的感想
「クライアント目線」という強みを歌っているが、最初の章だけ。
ロードマップに関しては、簡単に解説すると以下のような感じ。
0~5万 :個人ブログ開設&とにかく案件受ける
5~20万 :ポートフォリオ作成&単価アップ
20~50万 :クラウドサービス卒業&ディレクターにチャレンジ
50~100万:ディレクター昇格&SEO案件巻き取り(高単価案件も可能)
よくあるWEBライター本と書いてあることは同じである。
WEBライターになろうと思う方がはじめの一冊として読むことはおすすめできる。
しかし、ある程度知識のある人は「当たり前だな」と思うだけ。
「100万円を狙うならディレクターやSEO案件を巻き取る」といった情報は参考になったが、藤原将軍の「文章だけで月100万円稼ぐ方法」の方が充実しているように感じる。
どちらの書籍も短時間で読めるので、2冊読んでおけば間違いないだろう。
すでにブログ運営をある程度し、自分でSEOなどを勉強している人はあまり得られるモノはないかもしれない。