「新年の抱負」を先取りしてみた
「なぜ、新年から始めようとするの? 達成したいことがあるなら、いつでも始めたらいいじゃない」
アメリカ人に、「新年の抱負をどう立てるのか」と聞いたとき、こう言われたことがある。その話をしていたのは11月だったから、なおさら「なるほど、いつでもやりたいことをスタートすれば、新年の抱負はいらないのか」と妙に納得したものだ。
というわけで、私の新年の抱負「noteを書く」を年末のどさくさにまぎれて先取りしてみた。
日本人にとって、新年はおごそかな心持ちとともに迎える、特別な時間だ。書き初めという習慣があるように、この一年をどう過ごすか、心のありようを新しくする。
そこで「新年の抱負」として、1年の目標を立ててみるのだが、そこで満足してしまうことがよくある。去る2024年新年は何を目標にして始まったのか、もう記憶にすらない。
英語でもnew year's resolution(新年の決意)という言葉がある。アメリカ人もSNSで自身の決意を表明している。が、内容はというと・・・。
まず、「体重を減らす」目標が多い。今年は走る! ダイエットする!といった感じだ。
米国の企業スケジュールでいえば、31日まで仕事があり、1日だけ休み、2日からまた仕事が始まる。31日はパーティで飲んだり食べたり、カウントダウンをして、にぎやかに過ごす人が多い。
だからこそ、カロリーを燃やそうという目標になりやすいのかもしれない。
私も米国で年末年始を過ごしていたときは華やぎこそあれ、心を落ち着け、リセットして、この先に思いを馳せる感はなかった。
こんなふうに、文化によって新年を迎える心持ちに違いはある。とはいえ、「新年の抱負」については、自らの経験上、ひとつ言えることがある。
新年から新しいことを始めようとするとうまくいかない。
正月気分が抜けると同時に、心機一転、リフレッシュした感じもどこへやら、日常のあれこれにまた戻ってしまうからだ。
だからこのたびは、新年の抱負を先取りして助走する感じでnoteを書いた。このあと、大掃除しても、新年お祝いで楽しくなっても、食べ過ぎでごろごろしても、日常に戻っても、書き続けることができるように。
みなさんも、新年の抱負を先取りしてみませんか。練習と思えば、何かを少し軽い感じで始められるかも。