ダルビッシュ選手のメンタル論を聞いて
こんにちは、ジャズシンガーの奥平真希です!
まずはこちらをご覧下さい
すごく重要なこと言って下さっている・・・!
私が言いたいのコレ~(人の言葉を勝手に奪うな笑)
人を認めるとは・・?
先日ある友人に
「まきちゃんは私のことをなかなか認めてくれない!」
と言われたんです。
「えー!私は最初から認めてるよ!」
「だってどこがよくなったって具体的に言ってくれたこと一度もない」
「そんなの言葉に言えないから言わないけど、感じ取ってるよ?!」
というやりとりがありました。
言葉にするのって難しいですよね、特に音楽的な変化を言葉にすることって難しい。私はミュージシャンのはしくれとして、その音楽に乗って一緒にハーモニーを作ることはできても、前回聞いた演奏から今回の演奏で彼女が何が変わったか、というのを言葉にできない。
できていたら私は音楽評論家になってる。笑
自分の中の過去から現在に変化していった過程で●●が変わった、って自認するだけでオッケーなんじゃないかなと思うんです、
他人からしたら退化したように見えても、成長過程で一旦停滞することだってよくある話ですし。他人の言葉はあまり当てにならない
成長する前の予兆
ちょっと脱線しますが、
私が発声的に悩んでいた時期(大学4年生のころです)、
大学内でついていた師匠とは別に、大学の外でセカンドオピニオン的に発声のことを中心に教えてくれる先生についたことがあります。
その際に師匠の言っていることと、大学の外の先生のいっていることが真逆だったんですよね。前じゃない、後ろだ!みたいな感じで意識する筋肉が逆だったり。
もう何を信じたら良いのかわからないという状況になりました。
でも「今のままのことを続けていたら壊れる」と感覚的に察知していたので、外の先生の言うことを信じました。(大学時代にお世話になった師匠には刃向かって本当に申し訳ないことをしました。当時は「何で言うことを聞かないんだ!」と怒られたりもしました・・でも本当に感謝しています)
その結果、前の筋肉を使わずに後ろの筋肉を育てる
顎の下の筋肉を使わずに他の筋肉で補う、など
使える筋肉が制限されている中で新しい筋肉もまだない、という、めちゃくちゃヘタクソな時期というのが来ました。
でもそのときに自分を飾って「大きい声を出そう」「立派な声を出そう」としていたら、前に使っていた筋肉が「お呼びでしょうか?(ドヤ」みたいな感じで出てきて、新しい筋肉が育たなかったと思うんですよね。
(しかも前に使っていた筋肉を使ったところで立派な声ではない。それはそういう風に自分に聞こえるだけで前に飛んでいない声だったりする)
結果としてヘタクソな時期は3年ほどかかったわけですが、前についていたクセをとるために必要な時期でした。そのときについていたクセをとることができて本当に良かったと思っています。今の私の発声を作るために必要な時間でした。そのヘタクソな3年間があったからこそ成長できたし、身体の使い方が少しずつわかってきたと思います。それ以降も発声の勉強はずっと続けています。死ぬまで歌って勉強は続けたいと思っています。
ヘタクソ=価値がないのか?
ここで出てくるのがヘタクソは価値がないのか問題です。笑
私に関して言えばヘタクソだったその3年間も毎日練習するし、自分の価値が下がったとは思わなかった。もちろん早くうまくなりたいと思った時もあったけど、あるとき気がついたんです。
「その場しのぎや小手先のうまさは、突然ダメになる。時間をかけてできあがったものはなかなかくずれない」だから時間をかけていいんだ、
時間がかかって成長できたらその分自分の技術が人の言葉などでゆらぐようなものではなく本当に自分のものになるんだ、と思ってひたすら日々の努力を続けていました。
ダルビッシュ選手の言葉を借りるなら”いまに集中して”過去の自分と今の自分はどんな変化があったのか、そこにフォーカスすればいい。
大切なのは自分自身がどう感じたか、ではないでしょうか。
・・・・なーんて偉そうなこと言っちゃいました!笑
かくいう私も勉強の身です笑
そして、
最初の動画はダルビッシュ有選手と高木豊さんの対談動画の切り抜きですね
全編観たい方はこちらからどうぞ▼
https://youtu.be/fIWQ1wWulcA
奥平真希
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