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手元資金の少ないスタートアップが特許や技術を手に入れてビジネス展開しやすくする!? 大企業が「資産」を使うことで、スタートアップを手籠めにすることになりかねないのでは。

スタートアップにチャンスか?!

2024/08/13 東京新聞

知的財産権と自社株を交換しやすくする。
これまで裁判所が選任した検査役による検査の上でしかできず、時間と費用を要した。
例外適用を増やして交換がしやすくする。
ということのようだ。

手元資金の少ないスタートアップが特許や技術を手に入れてビジネス展開しやすくする、とのこと。

この規制緩和はなかなか良いのでは。
スタートアップが、若い人たちが(年齢ではなく脳、発想、そして行動力が若々しい人たちが)、斬新なアイデアや具体化法で、眠っている知的財産権を利活用してビジネスを創り上げる。
素晴らしいじゃないか。

これまでは自己や自社の技術力や開発力では実現できなかったり、すでに特許化されているものを使わなければ叶わなかったことが、自分たちの会社の株式と交換で知的財産権を得ることで可能になる。
ビジネスアイデア特許に阻まれて具体化できなかったことも、実現できるかもしれない。

しかし、、、
スタートアップを応援してくれてるじゃないか!!
と喜んで良いのかは実は微妙かもしれない。

大手企業が財力と人材力で獲得している知的財産権はものすごいボリュームのはず。
その多くが眠っている、実際の自社ビジネスには使われていないという企業も少なくない。
競合を抑えるために研究開発に投資して、知的財産権を得ておくのは、自社を維持するための常套手段だ。

大企業が、それらの「資産」を使うことで、スタートアップを手籠めにすることになりかねないのでは。
杞憂かな。
若い頃は大企業に籍を置いたが、NECを最後にベンチャー、中小企業でこの25年生きてきた僕の。

新聞記事では、「大企業」ではなく「研究機関など」と記載されています。
そこにも少し疑念が。。。
杞憂だよね、僕の。

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