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褒めるのは大勢の前で、指摘するのは一人のときに!~『神トーーク』を読んで気づいた、タイミングと場所の大切さ~
「なんで急に機嫌悪くなるの?」とか「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」って、心当たりないまま空気がピリついたこと、ありませんか?
僕、昔これをめちゃくちゃ、やらかしてたんです。自分では良かれと思って言ったことが、相手を傷つけてたりして。その時は気づかなくて、「何が悪かったんだろう?」って不思議に思ってたんですよね。でも『神トーーク』を読んで、「ああ、そういうことだったのか」って腑に落ちたんです。
価値を感じさせる「タイミング」と「場所」の魔法
この本には、「人前で褒めるのは最強の武器」って話が出てきます。なぜかっていうと、褒める行為そのものが、相手の価値をみんなに宣言することになるから。
たとえば、職場で部下がいい仕事をした時。「今日のレポート、ほんとに助かったよ!」って会議の場で言われたら、その人はもちろん嬉しいし、周りも「あの人は信頼されてるんだな」って思うじゃないですか?これって、単に褒めただけじゃなくて、相手の自己重要感。要は「自分って価値ある存在なんだな」って感覚を育てる行為なんですよね。
逆に、ミスを指摘する時。これを人前でやるのは逆効果。「さっきのプレゼン、資料が間違ってたよね」なんてみんなの前で言ったら、どう思います?本人は「自分はダメな人間です」って宣言された気持ちになる。大勢の前で恥をかかされるのって、誰だって辛いし、自分の価値を否定されたように感じますよね。
心当たりのある僕の失敗談
これ、まさに僕が昔やらかしてたことなんですよね…。
学生時代の話なんですが、友達とグループでゲームしてた時、ルールを間違えて覚えてた子がいて。つい「いや、それ違うよ!さっきも同じ間違いしてたじゃん」って、笑いながら突っ込んだんです。自分では「場を和ませよう」と思ってたんですけど、後でその子の様子を見たら、なんかちょっと不機嫌そうで…。
で、別の友達から「あいつ、さっきちょっと気にしてたよ」って言われて、ハッとしました。考えてみれば、みんなの前で「間違いを指摘された」わけだから、プライドが傷ついたんですよね。それに気づけなかった自分に、後でめっちゃ反省しました。
褒める時と指摘する時の黄金ルール
じゃあ、どうすればよかったのか?それが『神トーーク』を読んで得た答えなんですが、褒める時は大勢の前で、指摘する時は一人の時。
褒める時は、あえて人前で大きめに褒める。「みんなも聞いて!Aさんの、さっきのアイデア、ほんと助かったんだよ!」とか、わざわざ周りを巻き込む感じで。これをやると、その場の空気が「Aさんってすごい!」ってなるんですよね。それで終わらず、後から個別に「さっきの話だけど、本当に感謝してるよ!」なんてLINEを送る。これ、手間がかかるけど相手にはめちゃくちゃ刺さるんです。
一方、指摘する時は、その逆。たとえば、「さっきのプレゼン、ここもう少し工夫できそうだね」みたいな話をするなら、「ちょっといい?」って二人きりの時に言う。それだけで、相手の自尊心は守られるし、素直に受け入れてもらいやすくなります。
なぜ急に機嫌が悪くなるのか
これ、僕が気づいたことなんですけど、「なんで急に機嫌悪いの?」って場面って、大体このルールを無視してる時なんですよね。タイミングとか場所を考えずに言っちゃったことが、相手の価値を傷つけてる。
人間って、自分の価値を認めてもらえた時に初めて安心できるし、誰かに指摘されたとしても「大丈夫、まだ自分には価値がある」って思えるんですよね。でも、その価値を傷つけられると、たとえ些細なことでも気分が悪くなる。
気づかいは相手の「価値」を守ること
結局、大事なのは相手の「自己重要感」をちゃんと尊重することなんですよね。褒める時は大勢の前で堂々と、指摘する時はそっと二人きりで。
これ、友達にもパートナーにも、職場の同僚にも使えるシンプルなルールです。「自分が大事にされてるな」って感じた瞬間、人はもっとその関係を大切にしようとするから。
次に誰かを褒める時、指摘する時、このルールをちょっと意識してみてください。それだけで、相手の反応が驚くほど変わるはずです!
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