あれもしたい、これもしたい。でも結局、何も始めない
みんな、やる気みたいなものは、きっと、あるんです。いや、ほんとに。今すぐにでも色んなことに手をつけて、目標達成して自分を褒めたい気持ちでいっぱい。でも、気づいたら時間だけが過ぎていて、「結局何もしてないじゃん」って気づくの、何回目だよって感じ。毎度毎度、こんな感じ。
例えば、今日こそは勉強しようとか、新しい趣味を始めようとか、運動しようとか思うんだけど、結局何もしていない。おかしいですよね?やる気だけは満ち溢れてるのに、なぜか手が動かない。これがまさに「やる気が空回り」ってやつかも。
「やる気、どこ行った?」切り替えの謎を解明する
あれ、なんか今日もやる気があるはずだったのに、結局何も始められなかった…というループに入ったことありませんか?私もその一員です。だって、気づいたら「やる気スイッチ、どこ?」って感じで。頭の中では「うん、今日こそは!」って思ってるのに、体が動かない。あれ、何かがおかしい。もしかして、私のやる気スイッチは、物理的に壊れてるのか?
いや、でも、実際のところ、やる気って「スイッチをポン!」って入れるような単純なものじゃないんですよね。むしろ、心の中で何かの「切り替え」がうまくいかないから、結局スタートできない。それ、ちょっと深い理由がありそうなんです。
心の中で何かがフリーズしている
何かを始めようとするとき、私たちの心の中で何かがフリーズしている感覚、ありませんか?ちょっとした心理的な「足かせ」を感じるんです。やりたいことがあるのに、突然「ちょっと待てよ」とストップがかかる。このフリーズ現象、実はかなり深い問題に関わっているんですよ。
まず、考えてみてください。何かを始めるって、実は一種の「心理的な切り替え」なんです。「今、これをやるんだ!」って心がスイッチを入れる必要がある。でも、このスイッチを入れるのって意外と難しい。特に完璧主義者の場合、何かを始めることで自分の「完璧じゃない部分」を見せたくないから、どうしても「最初からうまくやりたい」というプレッシャーがかかる。そのプレッシャーが、まさに心理的なフリーズの原因。
そして、そのフリーズが続くと、どんどん先延ばしにしてしまって、気づけば「あれ、結局何もやってない?」ってなっちゃう。こうして、どんどん自分を責めるモードに突入するのが、私たちの得意技。
切り替えスイッチの前に立ちはだかる「恐れ」
さらに深掘りすると、この「切り替え」が難しい理由には、無意識のうちに「恐れ」が関わっていることが多いんです。やる気が出ないときって、単に「やる気がない」わけじゃなく、心の中で何かを始めることに対する恐れが芽生えていることがある。
例えば、新しいことを始めるとき、「これがうまくいかなかったらどうしよう?」という不安が頭をよぎる。その不安が強いと、「その不安を避けるために、今はやらないほうがいい」って思考が働いて、結果的に何も始められなくなるんです。この恐れが、「やる気スイッチ」を押す前に心理的なブレーキをかけているんですね。
「うまくやらなきゃ、失敗したらどうしよう」という恐れは、やっぱり完璧主義者ならではの問題。完璧でない自分を見せることに抵抗を感じてしまう。その結果、何も手をつけられずに、無駄に時間が過ぎていく…これが私たちが犯しがちな「自己ブレーキ」です。
何かを始める時の「ハードル」
でも、やっぱり「何かを始める時に、なぜこんなにハードルが高いのか?」って、つい考えてしまいます。実はこれ、心理的に言うと「現在から未来に向かう過程」にすごい抵抗感があるからなんです。
例えば、今の自分から新しいことに手を出すと、無意識のうちに「変わること」に対して抵抗を感じるんです。今の自分でいることが安心だから、「新しいことを始める=未知の領域に踏み込む」って感覚が強くなる。心理学的には、これは「変化に対する恐れ」とも言えます。
この「変化への恐れ」は、本能的な部分から来ているんですね。変化=不確実=危険、という無意識の判断が働いて、心の中でその一歩を踏み出すことをためらわせるんです。
最初の一歩を踏み出せない理由
そして、ここで大きく影響を与えるのが、何も始められない時の「気持ちのギャップ」。このギャップが、非常に面倒な存在なんです。最初に感じる「やる気」が、その後の「行動」と結びつかない。つまり、頭の中では「やりたいこと」を明確に理解しているし、気持ちもやる気満々なのに、なぜかその気持ちが行動に変わらない。
このギャップは、「行動するための心理的なエネルギー」を消耗させるものなんです。行動に移すためには、「切り替え」のエネルギーが必要で、そのエネルギーを消費する前に心がフリーズしてしまう。でもこれを乗り越えることで、無駄な抵抗感を減らして、少しずつ前に進めるんです。
結論:まずは「恐れ」を乗り越えてみよう
やる気はあるのに始められないのは、結局「恐れ」や「完璧主義」という心理的な障害が絡んでいるから。完璧でない自分を恐れ、変化を避けようとする心理的な抵抗が、最初の一歩を踏み出すのを邪魔しているんです。だから、「まずはやってみる」というシンプルなアクションが、最も大きな挑戦になります。
最初の一歩を踏み出せるかどうか、それがすべての始まり。完璧にやらなくても、恐れを感じながらでも、とにかく一歩踏み出してみる。結局、この一歩を踏み出せた瞬間、あなたの「やる気スイッチ」はきっと本当に「オン」になるんです。