本気の自分を笑うなよ
ある日、ふと気づいた。
自分の夢を語るとき、なんとなく声が小さくなってた。
「やっぱこんなの無理かな」って、自分で自分の背中を押し戻してた。
最近さ、すごく心に響く言葉に出会ったんだ。
早稲田大学のよさこいサークル
踊り侍の言葉。
「本気の自分を笑うなよ」
なんかグッときた。
だって、私もそうだったから。
電車の中でも、寝る前でも、ふとした瞬間に
「こんなことがしたいな」って思うことない?
でも、その思いを誰かに話そうとすると
なんだか恥ずかしくて、途中で笑っちゃう。
「いや、まぁ、どうでもいいんだけど」って。
本気で夢を語ろうとすると、なんだか恥ずかしくなる。
「大人なんだから、もっと現実的にならないと」
「そんな夢追いかけても、どうせ...」
そんな風に、自分で自分の翼を折っちゃってた。
高校生の頃の自分を思い出す。
部活の試合前、震える手で靴紐を結びながら
「絶対勝ちたい」って、純粋に思えた。
その気持ち、どこいっちゃったんだろう。
社会人になって、
「現実的に」という言葉に、何度も背中を押され。
でもね、最近気づいたんだ。
その「現実的」って、誰が決めたんだろうって。
いつからだろう。
「無理かも」が口癖になって。
「でも」が先に来るようになって。
夢を語る声が、少しずつ小さくなっていって。
でもさ、考えてみたんだ。
本気って、実はすごく素敵なものじゃない?
朝起きるのが待ち遠しくて、
小さな一歩に心踊って、
時には挫折しても、また立ち上がれる。
そんな気持ちって、かけがえないよね。
昨日、カフェで見かけたおじいちゃん。
孫に勉強を教えながら、目が輝いてた。
その横顔が、なんてかっこよかったか。
きっと、本気で生きてるからなんだ。
「どうせ」なんて言葉で、
自分の炎を消さないって決めた。
完璧じゃなくていい。
遠回りでもいい。
誰かと違ってもいい。
たとえば、休みの日。
好きな音楽を聴きながら、
新しいレシピに挑戦する時の気持ち。
失敗しても楽しくて、なんだかワクワクする。
あれって、きっと本気の形なんだ。
だって、本気で生きてる時の自分って、
なんだかすごくキラキラしてて、
胸がちょっと熱くなって、
それって、とても素敵なことだと思うんだ。
電車で見かける、スーツ姿のサラリーマン。
カバンの中から、ギターの雑誌をそっと取り出す瞬間。
その表情の柔らかさに、
きっと誰もが気づいてる。
昨日の自分を笑わない。
今日の本気を大切にする。
明日の自分を信じる。
本気の自分を笑うくらいなら、
思いっきり本気でいよう。
失敗したっていい。
笑われたっていい。
それでも、本気で生きる方が、ずっとカッコいい。
疲れた日の夜、
窓の外を見上げながら、
「明日も頑張ろう」って思える。
それは、本気だからこその贅沢。
時には立ち止まって、深呼吸して。
でも、諦めないで。
小さな一歩でいい。
確かな一歩を、前に進もう。
だから今日も、ちょっとずつでも前に進もう。
昨日より、ほんの少し本気な自分で。
そうしたら、きっと。
いつか振り返った時に、
自分の歩んだ道が、
まっすぐに輝いてると思うんだ。
本気の自分を笑わないって決めた時から、
新しい物語は、もう始まってるから。
そう、あなたの物語は、
今この瞬間も、確かに紡がれている。
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よかったら、学生たちの本気を感じてみてください。