真似をされることをどう思うか
こんにちは。
牧 菜々子です。
あなたは、真似をされることを、どう思いますか?
そう聞かれたら、ほぼ100%の人が、こう答えるのではないでしょうか。
「全く気にならない。むしろありがたい。」と。
つまり、前提に「真似されることが気になる」という仮定があるということになります。
この、「真似されることが気になる」という仮定は、どこから来るのでしょうか?
それは、人間の生存本能にあります。
「自分以外の全員が同じことをし出した時に、自分が生きていけなくなるようなこと」をすると、抵抗感を感じるように、人間はできているのです。
真似をするのが、その人だけなら良いですが、全員が同じことをすると、その人も他の人も生きていけなくなります。
直感的にそのことがわかるので、「真似をされることが気になる」ということが、すべての前提として仮定されるのです。
そのうえで、ほぼ100%の人が、「(真似をされることは)全く気にならない。むしろありがたい。」と答える。
そう答えることができるのは、「全員が真似をするわけではない」ことに確信があるからです。
そして、事実そのとおりです。
真似をする人は、一握りです。
当の本人も、そのことがわかっています。
自分だけが真似をするくらい、問題ない。
自分以外の全員が自分と同じことをすると、どうなるか。
それもわかっているし、全員が同じことをするわけではないことも、わかっています。
「あなたは、真似をされることを、どう思いますか?」
そう聞かれて、「嫌です。」と答える人は、生存本能から言えば正解ですが、あまり現実が見えているとは言えません。
「全く気にならない。」と答える人こそが、現実主義者。
この世界を、リアルに生きる人なのです。