「今ここで咳が出たら困る!」という時は寒くするのが正解
こんにちは。
牧 菜々子です。
「今、ここで咳が出たら困る!」
そういう時って、ありますよね。
周りの人を不快にさせてしまうかもしれない。
場合によっては、不安に陥れてしまうかもしれません。
そんな時は、少し寒くしてみてください。
羽織りものを脱ぐ。
空調の温度を下げる。
水を飲む…。
できる範囲で、涼しくすると、咳が止まることがあります。
咳が出る原因は「暖かいから」
咳が出たら、普通は「寒いからだな」と思ってしまいます。
「風邪を引いたかな」とか、「もしかしてウイルス?」などと思ってしまうのです。
でも、咳を止めようと思って暖かくすると、ますます咳が止まらなくなります。
咳が出る原因は、「暑すぎるから」という場合も多いのです。
厚着をし過ぎていたり、暖かい室内に入った途端に咳が出るということがあります。
この咳は、ウイルスではなく、自律神経によるもの。
寒暖差が激しいと、自律神経の調整が追い付かなくなり、咳という症状が現れるのです。
「寒暖差アレルギー」という名前がついているくらい、典型的な症状なのです。
咳が出そうになったら涼しくする
だから、咳が出そうになったら、涼しくするのが正解です。
寒いくらいにしたほうが、体内の温度差をなだらかに保つことができます。
不思議なほど、咳が止まるのです。
風邪やウイルス性の咳ではない場合はすぐに止まる
「寒くしたら、ますます咳が悪化しそう…。」
そう思われるかもしれません。
たしかに、風邪や、ウイルス性の咳であれば、寒くすると乾燥したり、免疫力が弱まったり、逆効果かもしれません。
その場合は、暖かくするべきです。
もちろん、その場合は涼しくしても咳は止まらないでしょう。
じゃあ、この咳は、ウイルス性なのか?
暑すぎるせいなのか?
判断するには、まず涼しくしてみるしかありません。
つまり、やってみないとわかりません。
試しに、涼しくしてみる。
ウイルス性でない咳なら、すぐに止まるので、わかります。
暑すぎて咳が出ているケースなのです。
周りの人に移す咳ではない
この、自律神経による咳は、周りの人に移す咳ではありません。
自分だけの咳ですから、周りの人に危険はないわけです。
でも、そう説明しないとわかりませんから、誤解されないためにも、やっぱり咳は止めるほうが良いのです。
咳が出たら、寒くしてみる。
病院に駆け込むのは、それでも咳が止まらない時だけで大丈夫なのです。