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2児の小学生を育てながらコンサルタントとして働いていたワーキングマザーが突然白血病を発症。9か月の入院生活をどう乗り越えたのか?明るく軽快なテンポで闘病生活を描いています。
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#小説
〜ワーキングマザーが白血病治療中に考え・感じたこと〜人生に突如発生する「電源オフ」を乗り越える術 その①
私達の生活は、思った通りにいかないことの連続だ。
そんな日常をみな辛抱強く生きている。
ただ、大半の場合、それは日常という前提があった上での話である。
しかし、今回のコロナウィルスの蔓延で、そのような生活の前提が吹っ飛んでしまった。外出自粛によって仕事にはキャンセル・遅延が発生。卒業式・入学式も通常通りには開催できない。準備していた講演会や目標としていた試合も中止となった。
そんな「生活の強
~ワーキングマザーが白血病治療中に考え・感じたこと~ 闘病中に、鳥が好きになったわけ
「夢は、オウムを飼うこと?」
思わず聞き返してしまった。
「そう、私の夢は、オウムを飼うことなんだよね。 でもね、オウムは求愛行動として、吐き戻しするから、なかなか難しく、残念ながら実現可能性は低いね。 オウムじゃない鳥を、飼うことになるのかなあ」
「私、就職活動を前提に、やりたい仕事とか取りたい資格とかについて、聞いたつもりだったのだけど……」
これは、親友と私の大学2年生頃の会話だ。