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東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)を利用して

こんにちは。ママインターンのSです。

今回はベビーシッター制度を利用した感想を書かせていただきたいと思います。いくつかある制度と事業者の中で、私は2つの制度で2つの事業者で2人のシッターさんを利用しました。かなり限定された情報はありますがご参考になればと思い書かせていただきます。
※マッチング形式の事業者しか使ったことがないため、その観点でのご紹介とさせていただきます。



この記事で紹介させていただく制度は、「東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」です。よろしければ下記もご参照ください。

▼中央区で利用可能!東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)の事業者比較中央区で利用可能!東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)の事業者比較
https://note.com/makikointern/n/n8a6321e8c524


私は現在、中央区が補助支援してくれる「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」を利用しています。この制度について知ったのは、このママインターンに入ってからです。
それまでは、勤め先の福利厚生である「企業型ベビーシッター割引券(旧内閣府割引券)」を利用していたんですが、この制度の補助の利用条件が厳しかったので、育児と仕事で忙しい中少々面倒ではありましたが切り替えることにしました。

「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」に切り替えるからベビーシッターを変えなきゃいけないかというのは、そのシッターさんのスキルによります。
私が最初にお願いしていたベビーシッターさんは、「企業型ベビーシッター割引券(旧内閣府割引券)」の補助は対象だけど、「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」の対象の方ではなかったんです。
私が紹介している2つの制度以外にもいくつか補助が出る制度がありますが、ベビーシッターさんのスキル(保育士資格あるかとか、講習受けてるだとか)によって、制度の対象になるかが変わるんですよね。
ということで、あらためてシッターさん探しから始まりました。


◾️シッターさんとのマッチング
私が利用したのは、KIDSLINEPoppins Sitterの2社です。両方とも、「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」の対象の事業者で、最初にお願いしたシッターさんはKIDSLINEで、2人目の方がPoppins Sitterです。2人目の方を探す時は、両方の事業者で探していたのですが、たまたまPoppins Sitterでマッチングしたので事業者も切り替えることになりました。

結論から申し上げると、この2社しか知らない私にとっては、どちらも使いやすい事業者でした。

▼マッチング型が使いやすい理由
・入会金がいらない
・アプリに登録したらすぐにシッター選択ができる
・アプリの利便性が高く使いやすい
・(おそらくですが)利用者がそこそこいて、シッターさんの数もそこそこいる
・後処理(補助申請)が楽
・シッターさんとのマッチングで予約が成立するため、写真での雰囲気・スキル・時給・レビュー評価など、こちらの希望の相手を自由に探すことができる
・派遣型と比べて安価

こんなところでしょうか。

2社ともマッチング形式なので、他と比べることができず申し訳ありません、、、マッチングとは別で、派遣型の事業者であれば、かなり質は高いとのことを聞いたことがあります。派遣型の事業者へのお支払いはそれなりに高いので当然かもしれません。

安いけど、質の良いシッターさんもいるので、良い方に出会えればラッキーだと思いますが、やはりデメリットもあります。

▼マッチング型のデメリット
・質が悪い、イメージと違う
・シッターさん探しが大変
・マッチングが大変


マッチング型の場合、登録してから自分で探してシッターさんとマッチングしないと依頼ができません。
上記に書いたとおりマッチングは自由度が高いというメリットはあるんですが、シッターさんとのマッチングがとーーーっても大変なのです。なかなかマッチングしないのです。

シッターさんはたくさんいます。細かい条件を指定して検索するとたくさん出てくるのです。
私は定期でお願いできる方を探していたのですが、もう何十回ダイレクトメールを送ったことでしょうか。ほんとうに、どの方も定期予約が埋まっていました。でも、ここであきらめないのが私、必死に探して探して、おひとり受け入れてくれる方が見つかったのです。女神が微笑んだ瞬間でした。

ほんとうになかなかマッチングしないものですから、ベビーシッターさんに求める条件って家から近いか(電車で一本でこれるか)、時給が高すぎないかどうかくらいでした。
シッターさんの電車賃は補助の対象ではなく自分持ちです。だから、電車賃が安い方が自己負担が少なくなります。それから、補助は1時間2500円までなので、時給がそこまでなら時給分は実質タダになるということで気にするラインなのですが、お願いできる人がいない(断られる)のでお金ではなくお近くの方、乗り換えやアクセスが便利な方をメインでダイレクトメールで相談していましたね。依頼されるシッターさんにも選択肢があり、アクセスが悪い場所や乗り換えが多いところには来てくれないと思うので。
そして、いけますよ!と言われてからお願いするか考えようかと思っていました。

▼マッチング型でシッターさんに求めた条件
・「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」対象の方
・近隣にお住まいの方、電車一本で来れる方
・お写真の雰囲気と私の相性
・シッターさんのスキル:保育士とか読み聞かせが得意とかも含む


とにかくありがたいことにマッチングに成功したわけですが、成功の秘訣はこちら。

▼マッチングの秘訣
・デビューしたてだった


シッターさんとして登録されたばかりでお客さんをもっていませんでした。なので、ありがたきことに現役保育士さんにたまたまお願いできたのです。

レビュー等がないので不安ではありますが、はやく定期を決めたい方はデビューしたての方を狙うのが効率的です。または、マッチングではないタイプの事業者の方が確実かなぁという印象です。


◾️2人のシッターさんにお願いした感想
利用した感想は、シッター歴が長かったり保育士さんであるので、私よりも子供のことを知っていて、ご自身もお子さんを育ててきた経験を含めていろいろアドバイスしてくれるでのとてもありがたいです。私の場合は、息子がママっこなので、私がいる家の中でしかお願いをしていません。今はリビングでママが料理や仕事や作業をしながら、シッターさんが息子と遊んでくれているという感じ、たまにママのところに寄ってきます。
もちろん初回から、「はい、お願いします。」といって大喚きすること前提でまるっとお願いすることなんかもできます。児童館で遊んでください、お家で遊んでください等の指示をすることもできます。シッターさんも各事業者に認定されて登録しているので安全第一で何かない前提ですが、かといって何かあってはいけないので、どういう預け方をするかは各家庭次第かと思います。

ちなみに1人目としてシッターをお願いした方は、回を追うごとに面談したときのイメージと違っていき、最初2時間でお願いしていたところ、急に他の定期の予約を入れたとかで1時間になってしまった経緯(これもマッチングのデメリットかも)とか、最後の方はあまり息子に話しかけなくなっていたりしたことがありました。だから、めちゃくちゃ大変でしたがシッターさんを切り替えることになったのは幸運だったんですよね。
2回目の方はとってもいい人でして・・・涙。明るく人当たりよくて、、絵本とか季節にあったシール貼りとか手袋の指遊びとか、息子が好きそうな遊びを毎回持参してくれます。よく笑って話し方も語尾が柔らかくていやな感じ0、私が理想とする保育を行ってくださいます。安心してお願いできる方です。
しかも、たまたま時給が2500円以下と破格でした!デビューしたての方は特に市場価格をご存知なくお安く設定される傾向もあるかもしれません。
今の方も例えば急に引越しすることになって、とか考えられなくもないです。もしだめになってしまった場としても、もっとよい人を見つけるチャンスなんだ!と思うようにしたいと思います。

また、定期だと取りづらいけれど、単発なら取りやすいということもあります。毎回シッターさんが変わるかもしれないけど単発は単発の良さがあると思いますし、普段はシッターさん不要だけど、思いがけない事情で預けなければいけないときも便利かと思います。



◾️利用後の補助申請
補助の申請に関しては、中央区から委託を受けている業者へ必要書類を提出しました。3ヶ月に一回締め切りがあるので、それに間に合うように書類を郵送します。必要書類にはベビーシッター事業者から取得するものもあるのですが、Popplns Sitterにおいてはアプリから簡単にダウンロードしてプリントアウトできました。たぶん、KIDSLINEもマッチング型で機能が充実しているアプリだったので、後処理は楽なんじゃないかなと思います。

まだ補助分の振り込みまでにはいたっていないですが、一連の手続きを終えて感覚を掴んで今はほっとしているところです。





◾️中央区独自制約の撤廃に向けての署名活動
中央区が補助対象としている利用上限は月12時間です。
でもですね、これって中央区の独自ルールで、他の区では年間144時間(月単位になおすと月12時間)というルールで、中央区はちょっとだけ制限がかかっているんですよね。また、中央区では7時~22時という制限があるんですが、他の区ではこの時間制限もなかったりします。
「ベビーシッター利用支援事業(一時預かり)」があるだけほんとうにありがたく、感謝を申し上げることではありますが、なぜ細かくルールを設けるのかということには疑問が残ります。
さらに、中央区での補助利用対象は未就学児に限定されますが、他の区では小学6年生まで対象だったりします。なんと…!
先に申し上げたとおり、制度があるだけありがたいんです、感謝しかないんです。でも、制限を設ける必要がありますか?加速する少子化問題を抱え共働き世帯が多いこの時代に、もっと自由度を与えてくれもよいのではと思うんですよね。

実は、ママインターンでは、この中央区独自制約の撤廃に向けての署名活動を行っています。中央区で子育てをするママさん中心で署名を集めており、中央区になんとか撤廃していただけないかと提出をさせていただく予定でございます。

子育てをするママさんパパさん、これから出産するママさんパパさん、これから妊娠を考えているママさんパパさん、こうあって欲しかったと思うママさんパパさん、この意見にご賛同いただける方々、たくさんの方の声を集めていますので、よろしければご署名をお願いできればと思います。(所要時間1分)(中央区外にお住まいの方もぜひ!)

▼〈オンライン署名〉東京都ベビーシッター利用支援の中央区独自制約を撤廃してください・対象を小学生まで拡大してください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeMahh76ERj6gPBBpfN7xUwY1cX9_Q6-8Uvy8_9KYoPWJKrDA/viewform


◾️最後に・・
最後になりますが、希望する方々に対してベビーシッターさんの数が足りてません・・利用したくてもできない方、あきらめている方が大勢いる気がします。これは東京都の利用支援事業ですが、まだ導入されていない区や市町村もあって、中央区のお隣の江東区は2024年から導入されました。これによりさらに人手が足りないようです。今来ていただいているシッターさんが江東区在住で、かなりシッターのご相談があるとのこと。(もちろん今は私の定期予約メインなので断ってくださっています)
保育士さんが少ないこともよく取り沙汰されますが、シッターさんの数も確保できるようサポートがあればうれしいなと思います。

これからも、子育てしやすい環境や制度がひとりでも多くの方に提供されることを切に願います。そして、子育てしやすい環境があたりまえにある世の中であるよう皆様の意識と制度の改革が行われることを祈っております。

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