次回は「虚構と現実の狭間で」
こんにちは!
台風も過ぎ去り、今日も暑い一日でしたね💦
5月、6月、7月と『英雄の旅』をテーマにした
ドラマセラピーWSを開催しましたが、
次回は10月に「虚構と現実の狭間で」というテーマでの
開催が決定しました。
『英雄の旅』では幼子、戦士、探求者、賢者といった
12のアーキタイプについて体感的に学び、
チーム毎に架空のドラマを即興的に創り、
演じていただきました。
次回は、参加者から思い出やエピソードを募り、即興ドラマにします。
元々、プレイバックシアターという
アメリカ人のジョナサン・フォックスが開発した手法があります。
人々が集まって、最近あった出来事などを語り、
語り手とは別の演者がそのシーンを打合せなしで即興的に演じます。
私は10年程前に、ドラマセラピーのトレーニングの中で
この手法を知り、何故だか、とても惹かれました。
一つには、自分が演者として語り手(テラー)のために
演じた後に、テラーに喜んでいただけることが多いです。
誰かのために演じ、それを喜んでいただけること。
自分がテラーの時には、私は、少しだけモヤっと
した出来事を語ることが多いのですが、(※)
些細なことだけど、なんだか心の整理がついていないことを
他人に演じていただき、自分は俯瞰してみるという経験。
私の友人は、「これって神様の視点だね!すごい!」
という言葉で表現していました。
また、演者や観客から、そのシーンを見た感想を
聴けることも面白いです。
個人的な出来事が共有されて、多視点での意見をもらうと、
大げさないい方をすれば、
「人類の経験」として普遍化されるような気がします。
観客は観客で、見ながら共感したり、考えさせられたりと、
飽きることがありません。
(※私がそうなだけであって、演じてもらいたいエピソードは
人それぞれであり、自由です。)
そんなプレイバックシアターが大好きな私ですが、
少し懸念点があるとすれば、
「打合せなし、練習なしの即興芝居は結構ハードル高い!」
という部分です。
何回か経験すれば、他の演者と呼吸を合わせて、
なんとなく自分が相手に合わせるところ、
リードするところと分かってくるのですが、
慣れないと「どうしよう!!」と不安になります。
ドラマセラピーWSは演劇経験のない方も歓迎!なので、
即興で演じることが初めてな方もいらっしゃいます。
ですので、午前中は、プレイバックシアターの本来の形式
を知っていただいた上で、
午後は打合せや練習時間もとった上で発表する
という形式で、全員に演じる経験をしていただこうと思っています。
先日、先輩ドラマセラピストのワークショップに
参加させていただき、それぞれ数分間の短い時間ですが
・きゃぴきゃぴ女子高生
・96歳になった私自身
・引退を考える桃太郎
・頼りになるアニキ
を演じました。
私の中にあるけど、普段使っていない
休眠状態のエネルギーが演じることで活性化されます✨
きゃぴきゃぴ女子高生をやると、なんだか血の巡りも良くなって
からだが熱くなってきました(笑)
そして、日常に戻って、ふと
「96歳になった私自身」の目線を思い出しました。
正直に書くと、私はその時、我が子の遊びをみながら
少し退屈した気持ちでした。
「あ~シール遊びなら独りでやってくれたら、いいのに。
私も他にやりたいことあるのにな~
自由にしてくれないかな~~」
(注:傍を離れたり、スマホなどを見ると子どもに怒られる。)
そんな時に96歳の老婆の私が
「この頃が一番幸せでしたよ」
という視線を送ってきました。
皆さん自身で、演じることがもたらす効果や自分自身への影響を
体験していただければと思い、ワークショップを開催しています。
ドラマセラピーWSは演技の上手さを磨いたり、競う場ではありません。
どなたでもご参加いただけます。
ワークショップの詳細&お申込みはこちら↓🍀
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