タイプ別性格診断の落とし穴?!
こんにちは!
プロコーチ/ドラマセラピー・ファシリテーターの
武田麻紀子です。
GWも明け、バタバタと日常が再開ですね💦
休みモードからの巻き返し、頑張りましょう~!
さて、連日、
自分や他人のちょっとモヤモヤする言動について
『英雄の旅 12のアーキタイプを知り、
人生と世界を変える』(キャロル・S・ピアソン著)
という本に出てくる
神話や古来からの物語に繰り返し登場する
12の象徴的キャラクターに絡めながら書いています。
これまで〈幼子〉〈孤児〉〈戦士〉の3つの
アーキタイプの特徴をお伝えしてきました。
すると、
これってタイプ別性格診断みたいに、
自分は〇〇タイプとか、あの人はきっと△△タイプ
と分類して、理解するんでしょ?
と、思われるかもしれません。
この本の大事なポイントは、
作者が書いている
「12のアーキタイプは人間なら誰でも、
内に秘めている」
というところにあると、私は思います。
12のアーキタイプを全部理解した上で、
「あ、今の自分は〇〇が活性化している」
とか
「あの人の苦手なところは、
あの人の中の△△が活性化しているところだな」
とか、そういう見方をします。
(※あくまでも個人の見解ですが)
よく、性格診断で8とか16種類にタイプ分類するのが
ありますよね?エゴグラムとか
私も、そういうの好きだし、面白がる方ですが、
割と自分のタイプのところだけ読んで、
あとはスルーしてしまいます(笑)
家族や友達と一緒なら、わいわい
「自分はこっち!」
「あたしはこう!」
「分かる~!!」
「え~!全然違うよ~!」
みたいな会話も楽しいですけどね♪
一方で、人は年齢や経験を重ねて、
内面や性格もどんどん変容していく存在ですし、
同じ人でも一日の中で
気分や感情も変動し、
それによって取る言動にも幅が生まれます。
一つの枠組みとして、
系統的に分類された傾向を理解することは
役立ちますが、
たった一度の診断で、
一生自分は〇〇タイプと固定化してしまう必要もありません。
シェイクスピアは言いました。
「この世は舞台、人はみな役者」(『お気に召すまま』より)
TPOに応じて、柔軟に振舞えるのが人間です。
(一方、固定化された振る舞いに、
柔軟性や幅をもたらしてくれるのが演劇をやる効用です)
アーキタイプによって、
自分や他人の言動を読み解くことは、
その瞬間、どんなエネルギーが活性化しているのか。
そのエネルギーを擬人化してみた時、
どんなキャラクター(アーキタイプ)なのか。
そこには人類の集合意識の中の
どんなテーマと関連しているのか?
を理解することです。
それは、ある意味、
救いになるのではないか
なんて思っているのです。
だって、例えば、
自分や他人の嫌な面を見てしまった時、
「あ~私(あの人)って、なんて嫌なんだ」
とレッテルを貼る代わりに
「あ~今、私(あの人)の中の
○○のアーキタイプのシャドウが発現してたな」
と思えたら、
自分や他人の本質(魂/内なるリーダー/セルフ)と
表面に現れた言動に少し距離ができませんか?
そういえば、アニメの『妖怪ウォッチ』が大流行して、
TVを見た子どもたちが
イライラしたお母さんに対して
「ムカムカデが憑いてるよ!」と言うようになった
と、聞いたことがあるのですが、
それと似てるかも!!(笑)
「お母さん」と「イライラした状態=ムカムカデ」
を切り離すことで、
「憑いてる」と言われたお母さんも、子どもも
どっちも少し余裕が生まれる気がするのです。
前述の、距離のせいかもしれないし、
以前書いたメタファーの効果もあるかもしれません。
さて、
『英雄の旅 12の~』の本は大変お薦めですが、
500p位あるのと、
読んで知識として理解するよりも
演じて体感的に理解した方が10倍楽しい!!
ということで、
5月27日(土)より月1回、対面(東京)でワークショップを行います。
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オンラインで行います!
まだ、お席あります。
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お読みいただき、ありがとうございました!!