茶師の白尾尚美さんが作る『白玄堂』のお茶
こんにちは。
東京でヘアサロンを営んでいる、美容師のごとうまきこです。
前回のnoteでは、宮崎のオーガニック日本茶専門店『白玄堂』のこだわりについて書かせていただきました。
たくさんの方に読んでいただき、とても嬉しいです!
ありがとうございます。
白玄堂のお茶もそうなのですが
サロンに取り入れているオーガニックの製品は
生産者さんと直接やりとりさせていただき、導入しているものばかりです。
生産者さんとは、たくさんお話させていただており、製品のことについてはもちろん
どのような経緯で、どのような想いで作られているのかなどもお話します。
生産者さん自身のことを知ると、製品のことがもっと好きになるし、これからも使いつづけることの喜びになると思うからです。
なので、今回の記事では
白玄堂のお茶をつくられている、茶師の白尾尚美さんにフォーカスをあてて、白玄堂の魅力をご紹介したいと思います。
白玄堂の茶師『白尾尚美』さん
白尾さんを知る 大事なポイント
・いまの白玄堂をつくりあげた
・白玄堂のオリジナルを手がける
-いまの白玄堂をつくり上げた-
宮崎のオーガニック日本茶専門店『白玄堂』
そのお茶を仕立てる茶師の白尾尚美さんは2代目にあたります。
お茶の仕事に就くことを本気で考えはじめたのは、白尾さんが大学4年生のころ『静岡でお茶の勉強をしてきてほしい』とお父さまからお願いされことがきっかけ。
静岡でのお茶の修行は、茶葉の栽培や剪定、茶もみなど、お茶に関わることはもちろん、旨味成分の研究などにも取り組まれました。
そして、お茶の焙煎機メーカーの営業などを経て、白玄堂のお仕事を始められたのですが
当時は経営が厳しく、このままではお店をたたむしかない...という状態だったそうです。
とにかく現状を変えなければ!と、
茶葉をまとめて卸す仕事の形態をやめて、
まったくの未経験だった"小分け販売"や"商品開発"をスタートされました。
売上が安定するまで、5年間は休みなく働かれたんですって...。
今わたしたちが白玄堂のお茶を楽しめるのは、白尾さんが勇気を持って、舵を切られたからなんだなぁと感じます。
-白玄堂のオリジナルを手がける-
そんな苦労のなかでも大切にされていたのは、
他にはないお茶をつくること。
白尾さんはお茶のことを深く学んだうえで、型にはまらず、とにかくいろんなことを実践されてきました。
いまでは当たり前になっている
・品種ごと、部位ごとでお茶を仕立てること
・ミントや柑橘などを使ったお茶をつくること
など、試行錯誤を続けられてきました。
今でも変わらず、新しいことにどんどんチャレンジされていて、
新商品を開発や『白玄堂茶屋』というカフェを経営されていたり、お茶をもっと知って楽しんでもらうための活動などもエネルギッシュにされています。
新しいことにたくさん取り組まれながらも、
生産者さんと一緒にお茶の栽培や摘み取りに関わり、丁寧においしいお茶を作りつづけられているのは、すごいことですよね。
そうやって白尾さんが手がける白玄堂のお茶だから、いつもやさしい味わいで、豊かな風味を楽しめるんだろうなと思うのです。
人気の『こめこうじ紅茶』が生まれたひみつ
たとえば、人気商品の"こめこうじ紅茶"は、
ティーバッグをつけっぱなしにしても渋くならない紅茶がほしい!という、ご友人からの要望に応えるためにできたお茶です。
その開発エピソードがいかにも白尾さんらしいで、すこし書かせていただきたいと思います。
-試しにお酒かけてみません?から生まれた紅茶-
おいしい紅茶を作るには、茶葉の温度が安定した状態で発酵させるのが重要らしく、機械の性能が今ほど発達していなかったころは、それが一番むずかしいことだったそう。
白尾さんが農家さんと一緒に紅茶を作っていたときも、茶温がうまく保てませんでした。
そんなとき、農家さんの思いつきで、茶葉にお酒をかけてみよう!と焼酎やウイスキーなど、いろんなものをかけて発酵させてみたそうです。
すると、米麹をかけた紅茶がすごくおいしかったんですって。
でも、そのときはスタンダードの紅茶が作りたいんだ!と放置されていたそうです。
半年くらい経ったころに、ふと以前作ったお酒をかけた施策品を飲んでみようとなり、紅茶を淹れてみたところ、米麹をかけた紅茶が抜群においしくなっていたそう。
渋みが少なく口あたりがやわらかくて、香り豊かな「米麹で仕立てられた紅茶」。
これは売れる!つけっぱなしでも渋くならないお茶ができた!と喜ばれたのと同時に
『スタンダードな紅茶の生産は無理やね。笑』となったそうです。
そうやって"こめこうじ紅茶"はできあがり、
今では、たくさんのお客さまが愛飲されている人気商品。
試しにやってみて、おいしい!と感じたものを丁寧に作りつづけられているのは、
白尾さんらしくて、白玄堂のお茶らしいなぁと感じるのです。
白尾さんが仕立てるお茶を楽しむということ
サロンでは、ここに書かせていただいたようなお話もしながら、お客さまに白玄堂のお茶をお出ししています。
お茶を飲んでおいしいと感じるとき、
白尾さんという方が丁寧に仕立てられたんだなと知っていることで、より ほっと温まる気がするんです。
わたしは、製品のことや想いを伝えていくことも、生産者さんとお客さまを繋ぎ合わせる大事な仕事だと思っております。
お茶スイッチが入ると、熱く語ってしまうかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです。笑
お知らせ:mimetの軽食とおやつ、白玄堂のお茶を愉しむ会
代々木公園の近くにあるカフェ『mimet』にて、おいしいごはんとおやつ、白玄堂のお茶を愉しんでいただきながら、オーガニック茶の美味しい秘密をお届けする会を開催します!
お料理やおやつに合わせながら、煎茶・紅茶・ほうじ茶などを、試飲して楽しむ会です。
『mimetの軽食とおやつ、白玄堂のお茶を愉しむ会〜ちょっと本気のオーガニックなお話〜』
◻︎日時 2021/11/17(水)
①15:00〜16:30
②17:00〜18:30(内容は同じです)
◻︎場所 mimet(ミメ) 03-5738-8241
https://goo.gl/maps/UcTmHFUczY9dQGcY9
◻︎ おはなし
白尾尚美さん(白玄堂、白玄堂茶屋)
後藤真貴子 (makiko organic/hair/life、yoriyoki)
《MEMU》
◻︎軽食 サラダ&おいしい2品
おやつ mimet×白玄堂のおやつ
◻︎飲み物
白玄堂のお茶(お食事、おやつに合わせてお出しします)
ホルンのおやつ・白玄堂のお茶のお土産付
もし、ご興味を持っていただけましたら、気軽に以下までご連絡ください。
mail:info@makikoorganichairlife.com
tel:090-9200-7496