映画NO OTHER LANDを観て
23rd FEB 2025
2月末から上映開始を待っていた映画が始まったので、観てきた。(なお、仕事は終わっていない。)
以下、なるべく映画の内容そのものには触れないように書くつもりだが、少しもネタバレを見たくない人は読まないでください。
私は朝9:00-の回を観に行った。他に16:00過ぎからの回もあったが、朝にしてよかった。
夕方からこの映画を観たら、おそらく眠れないだろう。
観終わった後、すぐに席から立てなかったし、少しの間手の震えが止まらなかった。怒りからくるものだと思う。(若干寒気もしたので、風邪ひいちまったか！と思ったがどうやら違った)
エンドロールは最後の最後までしっかり観た方がよい。
そのまま駅に向かって人混みの中を歩く気にはなれなかったため、映画館からちょっと遠かったが、海まで歩いてしまった。
砂浜の近くにあるベンチで心を落ち着かせることを試みた。涙が出るのでもなく、怒り狂っているのでもなく、ため息が出る。放心状態に近い。
買ったばかりの黒い靴でザッフザッフ砂の中を歩いたので、真っ白になったけどそんなの知ったこっちゃない。
この映画をこれから観る人は、心と身体がある程度健康な時に観た方がよいと思う。
1年以上この問題を追っている私でさえ、かなりの衝撃に打ちのめされた感があったから。SNSで映像を見たり、写真を見たりはしてきたけど、彼らの生活に密着する形でジェノサイドの様子を見てしまうとね。
何だろうな。私の場合は、涙は出ないけど怒りに震え、虚無感を感じているかな、、。
イスラエル兵による暴力や殺害のシーンがたくさん流れるので、トラウマになる人がいそう。しかし、私たちは画面越しに観ているだけだけど、全て実際に起きた出来事だからね、、。
さらに言えば、(たとえ健康な状態でも)メンタルがやられるので次の日が休み、とか時間に余裕がある時に観た方がよい。
よって3連休の中日の今日に観たことは正解だった。
"2023年のハマス(パレスチナ側)からの攻撃があったから、報復としてイスラエルが仕返しをしている"といった嘘をよく目にする。
この映画は、そんなことはないのだと、それ以前からずっとパレスチナの人たちは迫害、虐殺を受け続けているのだという証拠としての貴重な資料にもなりうる。国際法的な。人が虐殺されている映像を「資料」というのは不謹慎ですが。
私が観た映画館では、上映回に5-6人しか観客がいなかった。年配の方が多い。ほら、これが日本の現実ですよ。お得意の"自分には関係ない"。
私の中で映画はエンターテイメントとして観るものではない(面白さを求めてない)から、そもそも他の映画を見に来ている人とは話が通じなさそうなのだが。
こんな貴重な映画を観れるという特権があるのに。
義務教育で必ず観せたいくらいよ。
そうではなくても、あなたが観れるのであれば、観てほしい。知ってほしい。
この映画を観れば、なぜデモやスタンディングをする人がいるのか、私のように怒り狂ってる人がいるのか理解できると思うのね。理解せざるを得ないでしょう。
そして、世界が彼らを無視している現実を目の当たりにするのではないかしら。
うーん、この問題をあまり知らない方たちに観てほしいなあ。説得力ありすぎる映像ばかりだから。
この映像は全て現実であり、今も続いていること。これだけ信じられないことが起こり続けてもノンフィクションではありません。
"停戦"という言葉に騙されないで。今も爆弾の雨は降り続けています。
ひとまず、全世界の地球人。政治的、身体的理由で制限をされている人の分まで、しかとその目でこの現実を、この映画を観てください。
そして。
できることをやりましょう。
とりあえず、今すぐマクドナルドやスターバックスの商品を買うのをやめましょう。
あなたはイスラエル軍にお金を贈りたいですか？
また、代表的な企業にディズニーやコカコーラ社もあります。虐殺に加担する企業から物を買うのはやめましょう。
このようなボイコット活動をBDS運動と言います。
私は上記のBDS運動に加えて、パレスチナ産の商品を購入するBUYCottも微力ながらしています。
オリーブオイルはパレスチナ産のもの、と決めています。
あとは、SNS関連で言うと署名の協力と拡散。
主にSNSで募集している緊急支援への募金。
UNHCRはマンスリーサポーターやってます。
たまにイベントへの参加。
たまーに東京近辺のデモへの参加。
パレスチナ関連の書籍を読む。
連帯をアピールできるグッズを身につける。
少しですが、子どもたちへの平和教育の一環として伝える。
とにかく、知ろうとすることをやめない。
最近はネパールとタイの空港で1人本読みデモをしてみたよ。(空港は日本人が多くいたから、少しは目立ったかな？)
はい、
とにかく、みんなNO OTHER LAND観てぇぇーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
※あ、でも元気な時でいいよ。