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ちょっとした幸せ(31) ビアトリクス・ポッターの愛した湖水地方
「お父さんがパイにされてしまったから。」・・・!!!
なんとも衝撃的な事実をピーターのお母さんは子供に話してしまうものだと、
初めてこの本を読んだときに思った人も多いのでは?!
ピーターラビットのストーリー自体もですが、
イラストも描いた作者のビアトリクス・ポッターという女性の生き方にも
惹かれていました。
まだまだ封建的であった時代、
両親に結婚を反対されていた婚約者の突然の死を乗り越え、
湖水地方で農場経営と自然保護にいそしみ、
事業成功した土地をナショナルトラストに寄付、
今もその美しい風景に貢献している、
という強い意志で切り開いていった人生。
湖水地方を旅して、ビアトリクスの愛した家を訪れ、その近くに一泊しました。
翌朝の湖を臨む風景の清涼感は、
今でもふとした時に、私に「前に進む力」をくれています。