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Vol.8【お笑い芸人における改名悲喜交々】
色々と悩みましたが19年間慣れ親しんだネット名を漢字改名しました。読み方自体は同じなんですが、やはり姓名判断って結構気にしてしまうという人間の不思議と不安の交錯した感情に打ち勝つ事は出来ませんでした。勿論改名したから『さあ、今から運気向上!これできっといい事起きまくるぞ!』などという夢物語は全く意識下には無く、所謂『心機一転頑張ろう』というセルフ・テンションアップに過ぎない事は重々承知しております。
とはいえ2月に入り少しすっきりした気持ちで色々な事に取り組む気分になっているのは紛れもない事実なのですが、ここで気づかされたことが一つあります。それは、『芸人さん達も改名した時はこんな気分だったんだろうか』という想いが湧き出てきました。
例えば改名して成功したとされる有名どころは何といってもさまぁ~ず(元・バカルディ)とくりぃむしちゅー(元・海砂利水魚)でしょう。ただ、この二組が突出して有名なのはTBSの『ウンナンの気分は上々。』内の企画でもあるし、当時から双方とも地名度自体高かったといえます。彼ら自身が若手から脂の乗った中堅ゾーンに差し掛かるタイミングと重なったとも考える向きも多いです。
では他のコンビはどうなのか。個人的に成功と思えるパターンと失敗と思えるパターンを抜粋してみました。ただ、若手時代に正式なコンビ名が定まらず改名したり、トリオがコンビになって(逆もしかり)変更したパターンは除外します(例・アルファルファ→東京03など)
【成功パターン】
よゐこ(元・なめくぢ)
かもめんたる(元・劇団イワサキマキオ)
FUJIWARA(元・藤原)
アンジャッシュ(元・UNJASH)
オードリー(元・ナイスミドル)
かまいたち(元・鎌鼬)
タカアンドトシ(元・タカ&トシ)
テツandトモ(元・テツ&トモ)
博多華丸・大吉(元・鶴屋華丸・亀屋大吉)
他にも数多くの成功例はありますが割愛します。こうして羅列してみると、名前そのものを大きく変えているのは意外と少ないですね。読みにくいものや馴染みに乏しいものを分かりやすく変化させてる例が顕著ではないでしょうか。また、
三村マサカズ(三村勝和)
くっきー!(川島邦裕)
おたけ(武山浩三・ジャングルポケット)
のように、個人活動名を改名して成功している方も多いです。
【失敗パターン】
X-GUN(細木数子に番組で言われ【丁半コロコロ】にするも全く馴染まず戻す)
おさる(細木数子に言われ【モンキッキー】にするも芸人としては露出少な目)
コアラ(同じく【ハッピハッピー。】に改名するも引退)
坂道コロンブス(坂道コロコロから改名するも、その後オンバトで負けが込み始めその後相方が不祥事を起こし解散)
山本圭壱(2006年より山本圭一名義で活動するも、直後に不祥事で10年間潜伏)
特にインパクトの強いものを羅列してみましたが、やはりその人の素行や実力等の問題が無きにしも非ずとはいえ、馴染みのある名前を変えるほど悩んでいる、言い換えれば迷走しているパターンも多く散見されます。実際成功組に関しても、元来の実力を認められずに燻っていた人達が改名の話題性を機に・・・という流れが多いです。
ちなみに、時節に合わせた改名というのもありますね。
令和ロマン(元・魔人無骨)
令和喜多みな実(元・プリマ旦那)
といったように元号を付与するコンビも居ます。ちなみに平成を冠したコンビ名は平成ノブシコブシ(元・コブシトザンギ)、昭和は昭和のいる・こいる(元・花園のいる・こいる)が有名ですが、結成時は既にこの元号だったことからも、令和という新元号による改名というのが際立ちます。
改名というか占い全般に言えることですが、これらは非科学的な話でもなんでもなく、所謂古来から伝わるカウンセリングみたいなものと解釈しています。ここに頼ってどっぷり変な沼に浸かるのではなく、気分新たに前進する為の切っ掛けの一つ、と考えればきっと向こうから運気はやってくる・・・と信じたいですね。