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小説執筆にあたって

みなさん、なまらハイサイ! 牧 大地と申します。 この度、人生初となる長編小説「ウィークエンドシトロン」を執筆しました!!! 既に、こちらのnoteにも掲載しており、私としても、本当に嬉しく、ドキドキな気持ちでいっぱいです。 ちなみに、「ウィークエンドシトロン」ってご存知ですか? 正直に、自分でタイトルを付けておきながら、さっぱり意味は分かっていなかったです。 そもそも、このウィークエンドシトロンとは、フランスの伝統菓子で、レモンアイシングでコーティングされたバターケーキ

    • ウィークエンドシトロン

      第一章1 もうどのくらい歩いただろうか。 住み慣れた街なのに、果てしない道を歩いているような錯覚に陥る。 イヤホンから聞こえるラジオ番組では、名前も知らないクラシック音楽が流れている。あまりにも耳障りが良く、ドラマのような現実から目を背けさせてくれる。 気付けば白い吐息が絶え間なく昇っていき、澄んだ夜空の先にはいくつもの星が浮かんでいる。 星から目を離した瞬間、パーカーのフードを目深にかぶっているのに、現実の世界に戻されたようにすれ違う車や人、ここにいる全員から見ら

      ¥300
      • 【あらすじ】ウィークエンドシトロン

        高校三年生の大石涼太は、クラスメートの岡村大和、大澤翔平と楽しい学校生活を送っている。ある日、学校に一つの連絡が入る。それは、涼太の育ての親である、おばあちゃんが脳梗塞で倒れてしまったという連絡だった。 それからは、涼太の私生活の歯車も徐々に狂い始め、三人の仲にも亀裂が生じていく……。 そんな中、涼太の前に突如現れたのは「あなたの母親です」と告げる、産みの母親だった。