米虫のおかげで、良い習慣が身についた話。
米虫。
それはどこからともなく、
ある日大量に発生する
小さな小さなお米が大好きな虫。
コクゾウムシやノシメマダラメイガなんて
正式には言うみたい。
この米虫のおかげで
気がついたら良い習慣が身についていたのです。
風邪を引いてから、
実家にお世話になりっぱなしで
1ヶ月ほどお米を炊くことがなかった我が家。
久しぶりにお米を炊こうと
米びつを開けた途端…
ここから先の詳細な表現は控えよう。
小さな虫が米びつに大量に発生してしまったことだけお伝えします。
嫌な予感がして、
戸棚に保管していた他のお米も見てみると
案の定、米虫が発生していました。
我が家に現れたのは
おそらくチャタテムシ。
1匹いると100匹はいるかもしれないカビが大好きな虫。
それからが大変でした。
台所のありとあらゆる場所に
ヤツらは潜んでいる。
お米は床置きしていたけれど、
棚の上からヤツらが出てくる。
棚の中身すべてを取り出し、
大掃除。
米袋はとりあえず日の当たる場所に放置して、ヤツらを外に出させる。
こうして、
✔︎棚の大掃除
✔︎米袋の天日干し
の毎日がはじまりました。
特に、米袋の天日干しは一大事。
毎朝、外に干して、
夕方、玄関に戻す。
ただし朝になると大量の米虫の死骸が床に散らばっているので、朝から玄関の掃除をしなくてはならなくなりました。
死骸の数は日が経つほどに減ってきましたが、1週間続けてもまだ発生し続けています。
おそらくヤツらは0匹になることはないんじゃないでしょうか。
最初は、このルーティンが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
まず虫がいることが嫌。
毎日おびただしい数の小さな点が
玄関のたたきに散らばっているのを
見るのもストレス。
それでも明らかに虫がついている重い袋を
朝に外に運んで、
ホウキで掃いて、
念のため虫除けスプレーをまいて、
夕方になったら
虫がついている重い袋を玄関に戻さなければならない。
そして掃き掃除をするということは
ご近所さんに見られても平気な格好に着替えなきゃならない。
朝から本当に、
面倒くさい!!
でも1週間も続けていると
ちょっと
このルーティンが
気持ちよくなってくる。
朝の時間がテキパキ有意義に過ごせる。
パジャマのままで過ごしていると
ダラダラしてしまうけれど、
玄関掃除のために着替えるので
なんだかやる気スイッチが入る。
気がついたら玄関掃除だけでなく
部屋の掃除までしちゃってる。
今までよりも朝ごはんを食べ始める時間が
30分から1時間早くなりました。
またヤツらが発生しないように、
今まで見向きもしていなかった部分も掃除するようになったし、
食べ物の管理もしっかりするようになりました。
米虫が発生したことは
とても嫌だし残念だったけれど、
結果的に良い習慣が身についたので
よかったことだったのかもしれない
と思えるようになりました。
嫌なことを
ポジティブに変換できるようになったら
最強かもしれない。
久々に食べる炊きたてのご飯は
とても美味しくておかわりしてしまった。
虫がいるほど美味しいお米だったんだね。
ありがとう。
具のない🍙まき子(@makicome1986)
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