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「何言ってるかわからない」はお互い様
タイトルだけ見るとなんだか怒ってるようにも受け取れるけど、どちらかというと諫める内容です。
私は怒ってないです(笑)
働いていると特に、急いでいたり正確性を求める場面が多いからか、
「あの人何言ってるかわからないよね」
というフレーズを耳にする。
私も言ったことがある。
5W1Hが抜け落ちていて、特に「誰が」という主語が足りなかったり、
物語テイストでなかなか結論が登場しなかったり、
初めてその話を聞く人に、知っている人と同じノリで伝えてしまったり、
というのが、具体的な事例のような気がする。
「何言ってるかわからない」問題を観察していると、面白いことに気付いた。
仕事で私と関わりのあるAさんとBさんが、
直接は言い合わないのだけど、
B 「Aさんは何を言ってるかわからない。まきさんはわかります?」
A 「Bさんは何を言ってるかわからない。まきさんはわかります?」
と同時期に言ってくる、ということがあった。
とっさに昔習った、
「A=C」「B=C」すなわち「A=B」
っていうのを思い出したけど、
(ちょっと違うかw)
「わかりにくい伝え方をする人は、受け取り力も弱いのではないか」、
これだと悪口みたいになっちゃうので
「伝えることに労力をかけない人は、受け取るときも労力をかけないのでは」、
というようなことを思った。
実際、わかりにくい話をする人がいても、こちらでワードを補完して解釈するか
質問を投げる形で埋めていくと、割と理解はできるものである。
「こちらに解釈コストをかけさせるよね~」とは思うけど、
わからないということはあまりない。
いつ、だれが、なにを、が足りなかったり、名詞が動詞になっているような
怪文書を受け取ったときに、
とても聡明な後輩に「も~わかんない!!」とボヤいたところ、
慰めてくれる程度でよかったのに、
「まきさん、これは○○が○○なので、○○を○○してほしい、ということではないかと思いますっ」と
すべて翻訳してくれて感動したこともあった。
「なに言ってるかわからない」という場合は、受け手はその労力を省いているか
補完する案が出てこないのだろうと思う。
(もちろんそんなことをさせずとも、わかりやすく伝える努力や配慮が大事だとして)
そして、自分も我が振り直せ、ではないけど、
誰かのことを「わからない」と評するとき、自分もまた
わけわかんないことを言ってる可能性を考えるようにしようと思った。
これ、そのまま傍観するのではなくて互いに高めていくには
どうしたらいいんでしょうね。
新入社員のときに「報連相は5W1Hを明確に」とは習ったけど
具体的にどうトレーニングするのがよいのだろう?
もしかしたら、補完して理解してあげることが
相手の伝える力を伸ばす妨げになってるかもしれないので、
何言ってるかわからない者同士でマイクを投げあって
フリースタイルバトルをやってもらうのがいいかも(暴論w)。
冗談はさておき、論理的思考を養うって
どのようにしたらいいのか考えてみたいし
良い方法が見つかれば、需要はかなりありそう。
後天的にというか、ある一定の年齢以上になると
鍛えるのは難しいのだろうか??
これ、割と知りたいテーマではあるので、
情報がある方がいればぜひ教えて頂きたい。