見出し画像

ミラーレス一眼カメラのレンズが増えていくので整理したい

人生の中で、一度ぐらいフルサイズセンサーのミラーレスカメラを使ってみたということで、購入したSONYのα7ⅳ。

レンズ沼にハマらぬよう、最初に最高画質の単焦点レンズで試してみて様子を見ていたのですが・・・気づけばレンズが増えてました。

なんでレンズすぐ増えてしまうん?

レンズって生殖機能があるのでしょうか?
それとも分裂したのでしょうか?

シンプルライフを送りたくて、物を減らそうとしていたはずなのに、気づけば増えるレンズたち。なんてことだ。

何かを一つ買えば、何かを一つ減らすというルールを破ってしまっているので、レンズの断捨離を行わなければなりませんが、そもそもなぜ増えてしまったのかを整理しておかないといけないので、これまでの経緯をまとめていきます。


一本目「SONY FE 35mm F1.4 GM」

最初からクライマックスだぜ!と言わんばかりに、最初から最高画質を求めた結果、一番最初に買ったレンズは、SONYの FE 35mm f1.4 GM でした。

確かに、素晴らしく良いレンズです。明るいレンズなので暗いところでも綺麗に撮れます。

しかし、すぐに窮屈になりました。というのも、単焦点レンズなので画角が変えられないのです。遠くのにゃんこが撮れない!!と不満が溜まっていきました。

ズームだ・・・ズームが欲しい!もっと望遠側が撮りたい!!

次のレンズを物色することになりました。

以下、FE 35mm f1.4 GMの作例。

ただの枯れ葉なのに美しい
妖精松ぼっくりん
夜の高架橋もなかなか綺麗に撮れてます

二本目「TAMRON 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A069)」

ズームレンズを探し始めて気づいたことは、画質が良いズームレンズは、単焦点レンズより高い!ってことです。

初めはSONYの純正レンズから探していたので、これはきついな〜と思っていました。ズームレンズで明るいレンズは、ことごとく20万円超えで、とんでもない世界に足を突っ込んでいしまったなと、つくづく感じました。

そんななか、色々Youtubeでレンズ情報を探していたらサードパーティ製のレンズがあることが分かりました。レンズ交換式のカメラは初心者なので、そんなこともよく分かっていたのです。

ということで、サードパーティ製のレンズも調べ始めました。SIGMA(シグマ)とTAMRON(タムロン)のレンズが純正より安いけれども、かなり高画質ということが分かりました。

そして、次に買うことになったのが、TAMRONの50-300mmです。

広角側は、SONYの単焦点レンズがあるので、被らない形で選びました。
50-400mmというのもあって、正直迷ったのですが、重さが500gぐらい違うので流石に、持ち歩くのがきつそうということで、50-300mmのレンズを買うことにしました。

APS-Cモードを使えば、450mmまで撮れるので、これで遠くの被写体も撮れる!!ということで、お気に入りのレンズになりました。

ところが、思わぬ落とし穴が。
というよりは、そりゃそうだよなという落とし穴が。

久々の出張があり、出張を利用して、南九州の城を巡ることにしたのです。
流石に、レンズを2つ持っていくのはしんどいので、50-300mmだけ持っていくことにしました。

最初は、鹿児島城(鶴丸城)に行ったのですが、まず、城門が画角に入らない!!
鹿児島城の城門を取ろうとすれば、向かい側の歩道まで行かないと撮れなかったのです。これは、広角端が50mmというのが影響しています。

宮崎県の飫肥城(おびじょう)にも足を伸ばしましたが、撮りたい場所がことごとく撮りたい写真が撮れないのでした。

iPhoneでなんとか急場をしのぎましたが、これは激しく後悔しました。

だからと言って、単焦点の35mmを持ってきても、それはそれで、後悔していたと思うので、レンズを2本とも持ってきたほうが良かったのか。

いや、それも不正解だ。なぜなら50-300mmのレンズを付けたカメラを1日中持ち歩いただけでも、腰がやられて次の日、1日中寝込む羽目になったのだ。2本持ってたら、しばらく歩けなかったのではないだろうか。

50-300mmを持っていたことによる、美しい絵も撮れたので、これはこれで良い経験ということにしたいと思います。夕焼けの飫肥城本丸の飫肥杉は美しすぎました。

ただ、本当に必要なのは、広角側も入ったズームレンズなんだろうなということが分かりました。

以下は、TAMRON 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDの作例。

猫に車を乗っ取られました。降りてくれなにゃいと出発できにゃい
なんやその目つき。こっちは猫やぞ!!
くつろぎ中のお猫様
流木に乗った珊瑚さえも美しい
カニがあらわれた!
鹿児島城(鶴丸城)御楼門、鹿児島合同庁舎側から撮影
飫肥城の城門。もっと広く撮りたかったのだけれども、50mmではこれが限界でした。
飫肥城本丸の飫肥杉。本当に美しかった。

三本目「TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)」

もう、レンズを増やすつもりはなかったのですが、突如発表されたTAMRONのマクロレンズのせいで状況は一変した。タムキューの愛称で呼ばれていたのらしいですが、レンズ交換式カメラ初心者の私は初耳でした。

もともと、マクロレンズには興味はありました。SIGMAのマクロレンズを購入しようかは検討しました。しかし、マクロとはいえ単焦点レンズ。買ったら、また後悔するのではないかと思い、購入は見送っていました。

しかしなあがら、このタムキューが発表され、物欲が刺激されました。

ぶつよくがぼうそうするー

気づいたら、予約して発売日に買ってしまいました。

しかしながら、買ったあとに、あれ?何撮ろう?となって、しばらく放置していました。宝の持ち腐れすぎる。

もったいなすぎるので、無理やり植物園に行くことにしました。

さすがにマクロレンズだけあって、ピントを合わせるのは難しいのだけれども、ピントがばっちり合った時の破壊力は凄まじい。

ピントが合うまで、何回も取る作業は割と楽しい。

しかし、私はこのレンズを何に使えば良いのだろうか?
壮大な自己満足にいくらつかっているのだろうか?
レンズ沼っているのではないか?

そう思いながら、今後のことを考えていくことになるのであった。

以下、TAMRON 90mm F/2.8 Di III MACRO VXDの作例。

タムキューのレンズカバー、Mの右下にピントを合わせてみました
ただのイルミネーションの電球が絵になる
ハイビスカスの赤いふさふさの雌しべ
こちらのハイビスカスは黄色い雄しべ
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)の雄しべ、雌しべ

レンズを一本に絞りたい

レンズを増やしてみて気づきました。

レンズを複数持って出かけることがない!

外に複数持って出かけたとして、外でレンズを交換するのもホコリなどが混入するリスクが高いし、間違って落としたら大変だ。私は、どんくさいしものぐさなので、間違いなくやらかすだろう。

結局は、出かける前に一本に決めて行かなければならない。そして、選んだレンズに合わせた写真を撮るしかないのだ。

しかし、私がカメラに求めているのは、先に撮りたいものを決めることではない。

出かけた先で、たまたま見かけた何かを記録として残したいのだ。作品が作りたいわけではなかったのだ。レンズが対応していないから撮れないというのは最悪だ。

そう、私が求めているのはオールインワン。
ちょこちょこレンズを交換することではなかったのである。

だからこそ、以前使用していたカメラは、SONYのRX10IV(DSC-RX10M4)だったのだ。RX10IVは、24-600mmという、広角にも望遠にも対応できる神機種だった。レンズ交換式ではなかったことや、1インチセンサーだったこともあり、かなりのズームレンズのカメラなのに、1キロちょっとの重さだった。

ただ、1インチセンサーでは画質面ではどうしても物足りないので、もっと大きいセンサーのオールインワンが欲しかった。それが答えだ!

さすがに、フルサイズセンサーで24-600mmのレンズなんてないし、あったらバズーカだし、重さもレンズだけで2キロ超えるだろうし、金額もえげつないことになるだろう。

今所有しているレンズは、どれもオールインワンにはなり得ない。オールインワンになるレンズを選ぶ必要がありそうだ。これでレンズ沼に決着をつける。

もう、レンズ交換をするのも面倒くさくなってしまったし、ちょうどいい。

フルサイズセンサーのカメラを経験するというミッションは終えたので、今後のカメラライフを検討しなければならいですね。

また、写真でも限界効用逓減の法則が働いているのか、最初に画質余の良い写真が撮れたとしても、どんどん満足度が落ちていっている気がする。

カメラ界隈に入り浸っていると無限に金が溶けそうなこともあるので、決断のときが迫っているのかも知れないですね。

場合によっては、センサーサイズの縮小も検討しなければなりません。

流石にこれ以上は長くなりそうなので、今回はこのへんで。

さらばじゃ。