相手に”気持ち良く”仕事してもらうために大切なこと
1人で完結する仕事って、ほとんど無いのではないでしょうか?
「〇〇を、お願いできませんか?」
私自身、今の仕事は、この言葉の積み重ねで出来ているなと日々実感しています。
例えば、何かを企画して実行へ移す時に、
仕事をお願いした方々に、どうやったら、気持ちよく動いてもらえるか?
今日は、その一つの答えを見つけたお話をします💡
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企画する力をはぐくむ場として、コピーライター・阿部広太郎さんが主宰されている『企画でメシを食っていく(企画メシ)』。
第5回目「本の企画」が、10/2(土)に開催されました。今回の講師は、ライツ社・代表取締役社長 / 編集者の大塚啓志郎さんです。
編集者として働いている私にとって、忘れられない大切な講義になりました。
編集は、関わる人皆を本気にさせる仕事
大塚さんのお話の中で、特に、忘れられない一言があります。
『編集は、関わる人皆を本気にさせる仕事』
「本気にさせる」という言葉を補足すると、関わる人みんなに気持ちよく仕事してもらうという意味。
編集者は、インタビューで話してもらう人はもちろん、ライターさん、カメラマンさん、デザイナーさん…など、多くの方に”お願いする立場”です。
皆さんも、お願いのされ方1つで、快く引き受けられる場合もあれば、その逆も経験があるのではないでしょうか?
私は一つひとつの「お願い」に、日々、悩みながら仕事をしていたため、大塚さんの言葉が深く突き刺さったのでした。
相手へのリスペクトを行動で示す
「関わる人皆を本気にさせるために、気を付けていることはありますか?」
講義の中で質問すると、大塚さんはこんな言葉をかけてくださいました。
✔最初に、全て包み隠さず伝える
✔すぐ返事する
✔MAXの料金で依頼する
✔自分の考えを、常に共有し続ける(社内・外関わらず)
✔才能ある人の邪魔をしない
その他にも、周りから「大塚さんは、いるものいらないもの、いつもすぐにはっきり決めてくださるから助かる」と、よく言われるのだとか💡
詳細は割愛させて頂きますが、どれも、大塚さんが相手へのリスペクトを行動で示されているのだと実感しました。
「伝える」から「伝わる」へ
「自分の考えを、常に共有し続ける(社内・外関わらず)」は、ライツ社の企画出しのお話にもつながります。
ライツ社では、社員5人のグループLINEで、日常会話とともに企画出しを行います。
企画書は作成せず、会議もしない、シンプルな内容です💡
その分、本当に良い企画は、LINEで流れた時に”パッと”目に入るので、自然と盛り上がるのだそう。
また、シンプルな分、本の営業の際に書店員さんにも一言で伝わります。
本屋さんにふらっと立ち寄った読者にも、その本の面白さが一目で伝わる企画になっているんです。
これも、相手への心遣いから成せる行動なのではないでしょうか?
日頃から、関わるメンバーと意思疎通ができているからこそ、できる企画会議だとも思います。
常日頃、自分の考えをメンバーに「伝えている」からこそ、お願いする時に意図が「伝わる」のではないでしょうか💡
相手の立場に立って行動できる人に
「〇〇を、お願いできませんか?」
この言葉を使う機会が多い立場だからこそ、その分、相手の立場に立って行動できる人でありたいです。
そして、お願いするだけでなく、その分、皆さんにお返しできる人でありたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!