与えられた言葉より、自分の言葉を選ぶ
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が、あと最終回を残すだけとなりました!
12/11(日)の回では、”有名な”北条政子の演説が。
今日は、政子の演説で考えさせられた「自分の言葉」で伝えることをテーマにお話します📝
御家人たちを心動かした演説
”有名な”と言いながら私は詳細を知らなかったので、簡単にお伝えすると…
この政子の演説により、御家人たちの士気は高まり、承久の乱を勝ち抜いたのだそう。
つまり、この演説が、上皇側に流れそうだった御家人たちの心を動かしたのです。
三谷さん脚本の政子は、私が大好きなキャラクターの一人です。
政子が行動する時は、決まって、誰かを守る時。
今回は、執権の義時(弟)を守りたいという一心で演説に臨んだと、描かれていました。
用意された原稿を手放す決意
『鎌倉殿の13人』では当初、政子は用意された原稿を手に演説を始めます。
だけど、その原稿を手放すシーンが。
そこから、政子は自分の言葉で話し始め、ご家人たちの心を動かしていくというストーリーでした。
私を含め、このシーンに心が動かされた人も多かったと思います。
その一つの要因として、政子が自分の言葉で伝えようとした姿勢にあったのではないでしょうか。
言葉に意味を乗せる
私が大好きな著者の一人に、伊藤羊一さんがいます💡
伊藤さんは著書『1分で話せ2【超実践編】』の中で、
「大勢の人の前で話すときに気を付けたいこと」として、こんなことを挙げています。
例えばAIのように、ただ「読む」だけでは伝わらない。
イメージしながら意味を乗せていくことで、言葉はより感情を持って伝わるのです。
もし、政子が与えられた原稿を読むことを選択していたら、ただ「読む」だけになっていたかもしれません。
そうであれば、結果、ご家人たちの心を動かせたかは分からないなと思うのです。
少しの違いに、大きな差を感じる良いきっかけとなりました💡
最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀