幻覚に悩まされた二コラ・テスラの幼少期と変な癖、不思議な体質
電気の交流誘導モーターを発明したことで有名な、発明家ニコラ・テスラ。
彼の構想した「フリーエネルギー」や「世界システム」などは陰謀論界隈でも人気の話題です。
✅【フリーエネルギー】
地球全体の磁場を利用し電気振動と共鳴させることで空間からエネルギーを無限に得られる仕組み。
✅【世界システム】
フリーエネルギーを空間から取り出し、無線で世界中に瞬時に送るシステム。
そんな二コラ・テスラですが、幼少期には幻覚に悩まされていました。また、普通の人とは違う好き嫌いや、おかしな習慣があって、それが本当に変なんです。
彼の回顧録『二コラ・テスラ秘密の告白』に詳しく書かれていたのでその部分を要約します。
幼少期に悩まされた幻覚
テスラは幼少期に幻覚に悩まされていました。彼の幻覚は心を病んでいる時に見える幻覚とは少し違うようです。
彼は子供のころ、ふと心に何かのイメージが浮かび上がってくることが度々あったそうです。
それと同時にあまりにもまぶしくて目が見えなくなるぐらいの強い閃光も見えました。
なんとも不思議な現象ではありませんか。
イメージがあまりにもリアルに視界に見えてくるので、現実かそうじゃないのか分からなくなり、それがテスラの幼少期の悩みの種でした。
最初は目に焼き付いたイメージが不快で追い払おうとしていたのですが、ある日、自分から新しい光景を見ようと試みるようにしました。
そうすると最初は不明瞭だったイメージが、次第に力強く明瞭になり、ついに実在するものとしてそこにあるかのように思え、それがずいぶん楽しかったそうです。
頭の中で旅に出ることが出来るなんてかなりうらやましいです。お金もかからなくていいですね。
17歳になった時、本気で発明の道に進もうと考え、考えが浮かんだら頭の中で装置を組み立て、何も手を触れず頭の中だけで発明品に取り組むようになりました。
簡単に模型や図面が頭の中で思い描け、しかも計画通りの結果になり、例外はなかったとのこと。
幼少期に悩まされた幻覚ですが、どうやら発明をするのにはとても役に立ったみたいですね。
普通の人とは違うところ
幻覚の他にも、テスラには普通の人とは違った好き嫌いがありました。そして、なぜかおかしな習慣が身についてしまったそうです。さらに、やっぱり普通とは違う不思議な体質だったようです。
■一風変わった好き嫌い
テスラの普通の人とは少し違った好き嫌いをまとめてみました。
▶装飾品などの好き嫌い
・女性のイヤリングが大嫌い
・ブレスレットなどはデザインによっては気に入ったものもある
・真珠を一目見ただけで発作を起こしそうになった
・水晶の煌めきや鋭くとがったもの、平らな面には惹き付けられた
まだ他にもあります。
・人の髪に触れない
・桃を見ると発熱する
・樟脳があると酷く気分が悪くなる
桃を食べたならまだしも見ただけで発熱するって…。
■おかしな習慣
テスラは成長するにつれて、なぜかおかしな習慣が身についてしまったそうです。
▶何かの液体が満たしてある皿に正方形に切った小さな紙を落とすと、口のなかに独特でとても不愉快な味がする。
(なぜそんなことをしてみたのかが謎。)
▶歩くときには歩数を数える。
▶スープ皿やコーヒーカップの中身、食べ物の体積を測ってからじゃないと美味しく頂けない。
▶同じ行動や操作を繰り返すならばその回数は必ず3で割り切れなくてはならない。
ちなみに8歳になるまでは、性格的に弱々しく優柔不断だったようです。
ここからはテスラの不思議な体質です。
■不思議な体質
テスラは通常では考えられないようなものが見えたり、聞こえたりする不思議な体質がありました。
▶普通の人にはかすかにさえ見えないくらい遠くのものがはっきり見分けられた。
▶近所の家から聞こえてきたかすかなパチパチという音で、その家を火事から救ったことがある。
▶880キロメートルほど離れたところで鳴っている雷鳴が非常にはっきりと聞こえた。
▶3部屋をあいだに挟んで向こうの室内にある時計の刻む音がきこえていた。
▶室内のテーブルにハエが止まろうとすれば、耳の奥でドシンという鈍い音がした。
なんとテスラの耳は普通の人よりも13倍以上、敏感だったらしい。これはそうとうストレスになりそうですね。
▶数キロメートル離れたところを馬車が通ると、全身がかなり振動した。
▶おおよそ30キロから50キロメートル向こうを走る機関車の汽笛が鳴れば、腰かけている椅子やベンチが相当強くゆさぶられ、堪えがたい苦痛を味わった。
▶地面に立っているとひっきりなしに振動を感じた。
▶太陽光線が周期的に遮られると、脳にきわめて強い打撃が与えられ気絶しそうになった。
▶橋などの構造物の下を通ると、頭蓋骨が押しつぶされそうな圧力を感じた。
▶暗がりのなかではコウモリみたいな感覚が働き、行く手に何かがあると額の上を這うような特殊な感覚がして、3,4メートル先にあるものは感知できた。
まとめ
以上、テスラの好き嫌いとおかしな習慣、普通じゃない体質です。彼の体質の特異さがよくわかりますね。
それにしても普通じゃなさ過ぎて大変だっただろうと思います。自分も周りの人も。
本当に同じ人間なのだろうかとさえ思えます。不思議だなぁ・・・
▼今回参考にした本はこちら▼
★テスラの回顧録やフリーエネルギーなどに興味ある人にオススメの本です。読みやすくて面白かったですよ~。
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