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自信がないときはハードルを下げてみる
自信がなくなるのは上ばかり見ているから
何かに向かって突き進もうとしているときは、
高い目標を立てたり、
憧れている人を目指したりすることが多いですよね。
でも、頑張っているのにまだ結果が見えてこないと、その目標が果てしなく遠く感じて心が折れそうになります。
ブログだってそう。
10月から毎日ブログをアップするように頑張っているけど、まだまだ目指しているところにとは遥かに遠く、すごい結果を残している人を見ては落ち込むことも……。
ピアノだって世界にはうまい人がたくさんいるし、
100m走だって、9秒台で走れる人もたくさんいる。
ちょっと弱っているときは上を目指してばかりいると、やる気がなくなって諦めてしまったり、頑張るという原動力までなくなってしまうこともあります。
自信がないときほど下を見る
先日、女性起業家としてすでに華々しい結果を出している友人に聞いてみたのです。
「イマイチ結果が出ない時はどうしているの?」
そうすると、意外な答えが返ってきたのです。
「自信がないときほど、下を見ている」と。
多くの女性たちに夢を追いかける大切さを教えている人なので、その意外な答えに思わず拍子抜けしてしまいました。
起業に成功していても、高額セミナーや書籍をリリースするときはプレッシャーに押しつぶされそうになる。そういう時は決まって、
自分より下の人をみて「じゃあ、私も大丈夫!」と
安心するようにしているそう。
確かに不安や緊張は、人のやる気や自信を無くす一番の要因です。
それを排除するために、まずはハードルを下げて安心する。
これは試してみる価値ありそうです。
衝撃的だった渋谷駅の広告
もう4年も前のことですが、用事があり渋谷から帰宅するときのこと。
この広告を見て激しい衝撃を受けたのをよく覚えています。
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「上を見ろ、
星がある。
下を見ろ、
俺がいる。」
思わずスマホで撮影してしまいました。
何のことだろうと思い、電車の中でスマホで調べてみると、『全裸監督』の村西徹さんの言葉でした。
なんでも村西さんはAV業界で多くの作品を世に送り出した監督で、そこで手にしたお金を元に衛星放送事業に乗り出し失敗。50億円もの借金を背負うことに。
それからも選挙に落選、前科7犯という経歴を持ちながらも再起に奮闘しているというエピソードが掲載されていました。
そんな彼が言った言葉は、先ほどの言葉なのです。
「くじけそうになった時には、自分のことを思い出してほしい。俺に比べたらお前たちは全然上にいるんだから」
確かに50億の借金や前科7犯という人に出会ったこともないし、そこからの這い上がりは至難の業です。そんな彼のメッセージに思わずジーンと来てしまいました。
いつだって自分に甘く優しく
いまどんなに活躍している人も有名な人も、辛さや苦労を見せないだけで、誰だって不安やプレッシャーと戦っています。それを超えてこそ、人にパワーを与えられるほど輝けるのです。
なりたい自分に向けて「よしやってみよう!」と実際に行動する人は、全体の20%しかいないということを聞いたことがあります。
まして、そのために努力を続けた人は10%未満なのだそう。
いまキラキラして見える人たちは、その努力を続けてきた人ばかり。
くじけそうになるたびに不安が解消しながらでも、前に進むことが大切なのです。
弱っている心に鞭を打っても頑張れない時もある。
そんな時はちょっとハードルを下げてみる。
いつだって私は私の味方なのだから、甘く、優しく接しながら進んでいきたいと思います。
では、明日またお会いしましょう。
西村真紀